陰陽トーナメント1回戦第5試合
芝原剛盛 対 上杉均
試合開始のカウントダウンが始まった。
あらすじ
カウントダウンが始まり、会場は熱気に包まれている。
全てを脱ぎ去り
残りの命を燃やす者
静かに闘志を燃やす芝原。
全てを背負い
続く者達のために
魂を燃やす者
上杉も静かに魂を燃やしていく。
試合開始のブザーが鳴った。
2つの炎が寄せ手の炎を
消散させるために歩み出す
上杉はいきなり右後ろ回し蹴りを出す。
芝原は屈んで避ける。
上杉は回し蹴りの回転を活かしつつ、左鈎突き。
幸運なことに芝原は屈んで避けたことによって、左鈎突きは右腕でガードできた。
観戦している入江文学「いきなり煉獄狙ってやがった」
煉獄の一打目は深く刺す事を優先しているので、芝原の身体に長く触れている。
達人の身体に長く触れるという事は―――
上杉の左手を掴み小手返しをする芝原。
倒される最中に芝原の隙を狙って、延髄に向けて蹴りを放つ上杉。
芝原は上杉の左手を離し、上杉の蹴りの右足を受けて掴み、足関節を決めようとする。
田島「そっちじゃない」
上杉が足に意識が行ったところで芝原は顔面へ蹴り。
反町「サッカーボールキック」
上杉は鼻血を出すが立ち上がり、両者は離れて再び対峙する。
感想
長々と観客や元進道塾生を描いてカウントダウンしてるから、もしかして今回ではまだ試合は始まらねえんじゃねーのか?と思ったが…始まってくれた。杞憂だったか―――
俺達元進道塾生は
上杉均を最も警戒している
上杉がいきなり煉獄を使おうとしているのを見た里見が「今!?」と汗をかいて驚いている。櫻井の時も驚いていたが… カブト戦は大丈夫だろうか? ブランクあるプロレスラーだとナメてかかって足元すくわれそうな…
試合開始直前、上杉を見ている進道塾生と元進道塾生達が描かれる。元進道塾の連中だから
左から二人目は菅野か? 頭がおかしくなったんじゃねーの? 目がしっかりしているぞ。
マカオに来る時の機内では睦夫に合わせておかしくなったフリをしていたが
その後に徳夫にやられたからか、睦夫にお仕置きされたからか、睦夫がいない時でもマジ者になっていた。
もしかしてこれもマジ者のフリだったのか? それとも佐川雅夫は家では全裸になる裸族だったのか? それを真似ていた!?
格闘センスはそこそこだが
演技のセンスは一級品だったな
道を誤ったな
菅野祐太郎
おい!まだ正常だぞ
しっかり狂わせぇ!!!!!
睦夫「俺が止めても
父さんはやってしまうだろう
お前は我らが父、佐川雅夫を怒らせた
父さん、僕は止めません
存分に脱いでください」
だからちゃんと
家庭のルールを聞いておけって
菅野は全てを脱ぎ去り
残りの命を燃やす者
俺も煉獄を使うぞ
進道塾も煉獄を使うぞ
上杉は煉獄は出し惜しみするかと思った。富田流が見せて世間にバレて、田島が対策を考えるとはいえ、出し惜しみするかと思った。
「上杉もあの連打を使える」ということを隠しておくより、なるべく無傷でトーナメントを勝ち上がるほうを優先したか。裏を返せば煉獄が無くても田島とやり合えるという、打撃に絶対の自信を持っているから出せるのか? でも…
お前 打撃に絶対の自信を持っている
フリをしてるけど
戦うたびに煉獄を使ってんじゃねーよ
無一の時もいきなり煉獄…
芝原の時もいきなり煉獄…
こいつ、必殺技を覚えたらそればっかり使うタイプか? もし金剛を覚えたら流れとか隙とか何も考えずに金剛を連打するタイプなんじゃねーのか?
明日の進道塾を夢見る子どもたちに
なんと言えばいいのだろうか…
すべて煉獄で解決できるよ…か
均さん… 私はねー
常に空手の味方でありたいと思って生きているんだよ
均さん 君は空手使いじゃなくて
煉獄使いだな
その煉獄使いの均さんが放ったのは左鈎突き。煉獄はいつもいつも左鈎突きから始まるから(富田流の煉獄は仕方ないが)14通りの初め方ができる上杉なら別の入り口を見せてくれると思ったのに! もしかして煉獄って左鈎突きからしか初められない?
このカッコつけて「煉獄の解禁」スーはなんだったんだよ! そういえば…「1回戦突破確定」と言ってカッコつけてた梶原にもスウーと擬音が描かれていた。
が、その後の梶原は…
スゥ~ゥが一本あったとさ♪
♫勝ち確定かな?
勝ち確定じゃないよ
虚勢だよ♫
虚勢じゃないよ
負けフラグだよ♪
世間にバレている煉獄は富田流の二人の煉獄。左鈎突きからしか”あの連打”に入れないと見せかけることで他の出場者や田島への秘策として隠しているのか?
人は合気道となると
勝手に転がっているだろ信じねえという思考になる
だが芝原氏は偽物になっていない
芝原強えぇ!!!!! 合気道ってうさんくせーって思ってたが超強えーじゃねーか! 第2試合で「掴んで投げれるのか!?」と驚いていた人と同一人物とは思えねぇ!!!!!
打撃に絶対の自信を持っている喧嘩王の打撃を捌いて転がせる… 何をもって転がしたとなるかわからんが… このおっさん、マジで真球も転がせんじゃねーの?
あんたこんなところにいないで
大相撲で無敗の金隆山を転がして
合気道を広めるべき人材なんじゃねーの
「何かぶつくさ言ってるんですけど」
「ヤツらは看板漫画家が使えないからな
講談社は木多康昭の真言で
資金繰りを調整するんだよ」
作者の巻末コメント
「『喧嘩稼業別巻』、コミックDAYSのプレミアム会員で『喧嘩稼業』10巻を買ってくれた方にプレゼント中です。僕にメリットもありませんがコミックDAYSがこけたら10年後ヤング誌がなくなっている可能性が高いのでご協力をお願いします。」
10年後にヤング誌が無くなってるかもしれない? 自分が毎週掲載しないから売上が上がらないとは考えないのか? 毎回ヤンマガに喧嘩稼業掲載後のページに単行本の宣伝をするにとどまらず、巻末コメントまで宣伝をする…
木多流はこういう売り方をする
ここまでやる
毎回楽しみに見てます!
言い回しが最高ですね(笑)
南海キャンディーズの山ちゃんででしたね!
観客に芸能人を描き下ろしで描いて、
自分の漫画のキャラはコピペで済ます。
なぜ自分が生み出したキャラを大切にしないのか…
僕には作者の優先順位が分からないとしか言えません