太平市の太平興信所の所長・宇津帆。
将来のカモにするために子供達が免疫なしで育つように暗躍していた。
宇津帆の計画のカモには貝沼も入っていた。
その貝沼がミサキを襲う計画を実行しようと動き出す―――。
あらすじ
ミサキの部屋に向かう貝沼(もう後戻りはない―――・・・ もう覚悟は決めた―――・・・ つまらない日常なんて捨ててやる―――・・・)
貝沼(いつも通りスペアキーで部屋に侵入―――・・・ ミサキが帰るまで電気をつけずに待機―――・・・ 思いの丈をこの一回で全部ぶつけてやる―――・・・)
貝沼(今までいい事がなかったぶん僕にはこうする権利がある―――・・・ 僕がこうなったのも世間や社会――― 佐藤のアホのせいだ! 盗撮だけでよかったのに・・・ 全部――― 佐藤のせいだ!)
ミサキの部屋の前に到着した貝沼。
鍵を開けようとするが開かない。
貝沼「あれ… なんぇぇ―――!? カギ合わへんぞォ~・・ カギ変えた―――ッ!?」
貝沼「そんなバカな・・・ ここまで準備して―――・・・ ここまで覚悟して―――」
下から足音がして、その場を離れようとする貝沼。
焦りからカバンを階段の下に落としてしまう。
カバンから中身が出るが素早く階段を降り、中にしまう貝沼。
貝沼が目を横にやると人が立っていた「こんばんわ」 貝沼「ち!」
カバンを抱えて去っていく貝沼。
貝沼を見ていた人「ふ~ん。さて――― 上には何があるんや?」
貝沼を見ていたのは太平興信所の井崎だった。
井崎はアパートの郵便受けを見る。「清水… ミサキ… なんか聞いた事あるな―――・・・」
井崎「あっ… クロが3年ほど前に係わってた・・・ グラドルのあの娘か・・・・」
太平興信所の宇津帆
多くの完成したジグソーパズルの横で、未完成のジグソーパズルをしている宇津帆。
電話が鳴り、出る宇津帆「井崎かァ――― あ――― それで―――?」
宇津帆「あのニワトリがか~ なるほど――― それはオモシロイ―――!」
パソコンで調べる宇津帆「なるほど~ 名前を変えてるのか―――」
パソコンの画面にはミサキのグラドル時代の画像が表示されている。
宇津帆「元グラビアアイドルと――― ストーカーか・・・ お決まりのセットやな~」
自室でくつろぐ佐藤
浜乃屋庄三のCDを聞きながら、イラストを描いている佐藤。
CDジャケットの浜乃屋庄三の写真を見ながら浜乃屋庄三を描く佐藤。
感想
貝沼(いつも通りスペアキーで部屋に侵入―――)ってミサキの部屋に侵入することが日常になってる――― ミサキの部屋に侵入するのは貝沼にとっては散歩感覚かァ~ これは地味に怖い―――。
ミサキがカギを変えていたのは、小島編でキックの西日本チャンプに鉄工所に忘れてきたカギを返してもらったが気持ち悪いので一応変えたのかァ~? あんなことがあったのでカギを変えて警戒するのもわかる―――。
ジグソーパズルを解く宇津帆。多くのジグソーパズルがあり、宇津帆は根気よくコツコツする性格か―――。知恵と工夫ができない子供を増やそうなんて根気がいる計画を実行しているだけある―――。そして貝沼がストーカーという情報を得て、貝沼をカモにするピースが埋まっていく――― ピースが全部埋まって絞り尽くしたら今度は貝沼が埋められる―――
浜乃屋庄三を描く佐藤。
多少はイラストがうまくなったような―――。
現在、佐藤は時給900円男―――。これでまた時給も上がるのか~?