みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル

【ザ・ファブル】70話「どいつもこいつも・・・・。」嵐の前触れかァ~

投稿日:2016年4月18日

前回、鉄工所でのいざこざを終え、日常に戻った佐藤。

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あらすじ

オクトパスに出社する佐藤「おはようございます―――」

テレビをいじっている貝沼。社長「おはよう佐藤ォ―――」

佐藤「テレビですか・・・」

社長「まあな~~ こっちの部屋でも観れたら便利やろ」

テレビを点ける貝沼。

テレビが点き、ニュース番組が映る「続いてのニュースです」

社長「ついたァ――― さすが貝くん!」

出社してきたミサキ「おはようございます」

佐藤「おはよ―――」

目を逸らしながら挨拶するミサキ「おはよ」

社長「ミサキ――― 風邪はもう治ったんか?」

ミサキ「あっはい・・・・もう大丈夫です。すいません―――」

社長「ならええけど・・・ 映り(テレビのこと)ええな~~」

佐藤をチラッと見るミサキ。一瞬、佐藤と目が合うがすぐ逸らす。

夜になり、洋子の家

洋子「ミサキちゃんとなんか気まずい?」

洋子がハムスターを見ながら佐藤「あ――― なんか避けられてるなァ~~」

洋子「お兄ちゃん、まさかバレてないでしょうね~~?工場での事―――」

佐藤「あの場でかァ――― ん~~・・・ あの時、ミサキちゃんはパニックやったし一緒にいたのは1分もないからな―――」

洋子「まぁ・・・ ん~~ 正体がもしバレたらもっと引くかァ――― かなりビビるよね」

佐藤「助けてるのにか―――」

洋子「そりゃビビるでしょ~~よォ~~ 知り合いが殺し屋んあんてェ~~」

佐藤「マジか!」

洋子「バレたら心配?ねぇ~~ 正直に言ってごらんよォ―――」

佐藤「ん~~ もしバレてたらプロとして失格やな。そもそも存在自体を消すのが・・・・」

洋子「だるっ!!めんどくさっ!! そういう事ではなく~~!!バレて嫌われたらショックでしょ―――って!命懸けで助けたのに―――」

佐藤「命懸けか・・・ あれくらいは俺には散歩やけどな」

洋子「じゃあミサキちゃんに嫌われるのは別にいいの~~?友達でもなくなるのよ―――」

佐藤「別に・・・・」

洋子「あんた ホント マシーンね!戦うだけの冷たい機械よッ!!」

佐藤「それほどじゃあない」

洋子「ホメてないわよッ!!」

便利屋を訪問する砂川

お茶を淹れる便利屋「久しぶりねぇ――― 砂っちゃん。コジちゃんが出てきてから活気が戻ったのかなァ~~」

砂川「小島は死んだよ」

便利屋「えっ!?」

砂川「アンタも役者やな――― どいつも―――こいつも―――」

砂川「まあいい――― 聞きたい事があって来た―――」

便利屋「何ィ―――?知ってる事しか答えないよ~~」

砂川「ファブルってあだ名の殺し屋の情報がほしい――― 真黒組御用達らしいが―――・・・ 俺はそんなウワサ聞いた事もない―――」

便利屋「え?殺し屋・・?ファブル・・? 何?初めて聞くけど―――」

砂川「アンタ――― 元はそっちの人間やろ?15年くらい前までは・・・ 始末屋とか掃除屋とか言われてたんやろ?」

胸元から封筒を出し中の札束を見せる砂川「200万――― 情報を売ってくれ!」
便利屋「あのねぇ~~ 砂っちゃん―――」

砂川「どんな些細な事でもいい――― なんならファブルって名前をおまえが知ってるかどうかだけでもいい――― ツチノコやカッパみたいに、ただの伝説なのか―――・・・ それとも俺が見たソイツが本当にファブルとかいう殺し屋なのか―――・・・ 亡霊みたいにスーッと現れて~~・・・ こんなオモチャの銃で目の前で現場を荒らされた―――」

ファブルが鉄工所に落としていった薬莢を出す砂川。

薬莢を手にし、眺める便利屋「じゃあひとついい事教えたげよ――― 裏社会の長いあんたでもファブルという殺し屋を知らなかった――― それがどういう事かわかる・・・?殺しを生業にいかに完成された組織かって事ッ!」

砂川「敵にまわすなってか―――?」

便利屋「とんでもない!かかわるなって言ってるの~~ 真黒組とつながりがあるんでしょ?だったら無理に調べなくても――― 砂っちゃんがそのうち―――・・・ 真黒の組長かァ――― 若頭にでもなればあっちから寄ってくるんじゃない~~」

砂川「結局、そういう流れになるかァ―――」

感想

佐藤は本当にマシーンだな(芸人のジャッカル富岡では、あんなに笑うのに)。洋子は「佐藤がミサキに何らかの感情がある」と思ってからかおうとしてるのに、まったく気にしてない佐藤。
faburu70b.jpg
このやりとりはコントみたいで笑える。佐藤とミサキの間には何も起きないのかなァ―――。佐藤に感情が芽生えるとプロとして対応できなくなって、仕事に影響ありそうだしなァ―――。
便利屋(小島に銃を売ったり、小島の死体を始末した)がお茶を出した時に小島が死んだことを告げて反応を見る砂川。それを聞いても、手が震えずにティーカップを静かに置く様子に、小島の事を知ってると見抜く砂川の観察眼(もちろん、会いにきた時点である程度知っていると予想していただろうけど)。
faburu70a.jpg
この観察眼や暗殺する行動力もあるのに砂川は何故、若頭になれなかったんだろう。今の若頭の海老原より年上っぽいけど。
最後のファブルのことを知るためには真黒組の組長か若頭になるしかないと聞いた砂川「結局、そういう流れになるかァ―――」。これはやはり砂川が次に狙うターゲットは組長だろうかァ―――

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