喧嘩稼業8巻。

田島「あなたが兄さんだったんですね」
収録されているのは
『十兵衛がリードパンチを出す』回から『第3試合で文学がイヤーカップを当てる』回まで。
さらに佐川兄弟のエピソードも掲載(このエピソードはヤンマガでは第3試合終了後に掲載された)。
人は私の事を愚かと笑うかもしれない
だが単行本で書き下ろしされたところが気にならない人などいるはずがない
単行本での加筆・書き下ろし部分
・里見のリードストレートの解説の前、十兵衛が構えている描写。
・リードパンチでもカウンターを貰っても撃ち続ける十兵衛。それを見た選手やセコンドの反応の間に十兵衛がふらつく描写。
・屍が徳夫に入った時、十兵衛がコーナーに寄りかかって「屍だ」というところ。
・十兵衛と文学がハイタッチした後、アンダーグラウンドの様子。
・文学がイヤーカップを当てた後にアンダーグラウンドの観戦者達の反応が書き足されている。
・ヤンマガ掲載時では佐川雅夫がヤラれた手順が描かれなかったが、単行本では詳細に描かれている。
単行本用にこれだけ書き下ろされていたらヤンマガの掲載が遅れるのも仕方ないかな?
お前は当然のように連載されていたらもらえる対価を単行本でもらっただけで恩を感じて大喜びしている猿だ。騙されて飼いならされている事に気づけよ」
8巻の感想
各話の感想は連載時に書いた記事で
55話「北風と太陽」
56話「すべらない話」
57話「残心」
58話「十兵衛君…覚えていますか?」
59話「クレイジー・クレバー・クレッシェンド」
60話「速攻」
61話「内観」
以下、追加部分の感想。
文学「っていうか応援団は? 応援団はいるんだろうな?」
櫻井「いないよ」
文学「お前どれだけ孤独に強いんだよ」
文さんの試合会場へ向かうところはかっこいいなぁ。
そして櫻井の入場もヤンマガ連載時のヨシフとの会話だけでも盛り上がったが、アンダーグラウンドの様子が描写されたことでさらに盛り上がる!
文さんに勝ってほしいが櫻井はこれで消えて欲しくない
櫻井「超キモいんですけど コイツら 『俺は強い』事を知っているんですけど」
ヨシフ「ヤダ… クソキモい ストーキング行為だな」
アンダーグラウンドの新たな設定が明らかになった。
・観戦者の席は限られていて、金持ちでも容易に観戦出来ない。
・半年から一年の不定期で、通算の掛け金が少ない者から3~5人が外され新たなメンバーが補充される。
陰陽トーナメントの櫻井の試合が賭けの対象となり、櫻井の強さを知っていてメンバーから外されたくない観戦者達は櫻井に大きく賭ける。
この描写は、この櫻井の試合が終わった後、片足のヴァルチャーのアンダーグラウンドの試合がエキシビジョンから賭けの対象に”簡単に”変更された事や、その試合で観戦者が賭けまくった事への補足にもなっている。
失礼ですが何をなされているのですか?
ヤンマガ掲載時では、第2試合が決着した時に大和プロレスの薩摩柿之介がホテルの従業員に向かってブンブンとしていた描写が挟まれた
「何わけのわかんねー事やってんだよ キモイんだよ 俺ら練習で汗かいたからダッシュでポカリ買ってこい」って言いたいぐらい意味不明だった。
が、佐川兄弟のエピソードで『大和プロレスが佐川雅夫のせいで興行が出来なかった』という過去がある事が判明。薩摩がブンブンしていたのは、佐川が負けてザマァってことか? その気持ちをホテルの従業員に向かってブンブンと表現しているのも意味不明だが…
佐川睦夫・徳夫「すでに死んでいるんDEATH」
薩摩(マジモンになってる!!!!!)
お前の兄貴、マジモンじゃねーかよ!!
でも、雅夫から守られてよかったな
追加された、佐川兄弟が雅夫に止めを刺した場面。

梶原「ああ… 畜生…
俺も残心さえしてればな」
睦夫「徳夫…残心を忘れているぞ」と注意した。
そしてこの巻で徳夫に金剛を撃った後にしっかり残心した十兵衛。
睦夫は徳夫と十兵衛どっちが弟か分からなかった様子だったが、第2試合が決着した時に「やっぱり十兵衛の正体は徳夫だったじゃないかぁぁ」となったのは十兵衛が勝ったことだけではなく、残心したところも決め手となったのか? 徳夫のほうにツルを置いていったということは、睦夫は徳夫の外面は死んだと認識して、十兵衛を本物の弟と認識しているのか? マジモンの考えていることは分からん…
何をやってもマジモンすぎる
雅夫は息子達のガラス球を破壊しすぎなのではないだろうか