陰陽トーナメント1回戦第4試合
金隆山康隆 対 川口夢斗
金隆山が鉄砲、素首落としを決め、夢斗がダウン。
しかし夢斗は立ち上がり、ローキックで金隆山の左太ももが紫色に変色した。
金隆山「言っておきたい事がある。気づいているだろうが俺には弱点がある。横綱としての振る舞いをしなければならない。倒れて動かない者にはダメ押しはできない。審判の判断は遅く、セコンドもタオルを投げない。打撃のみでの勝利はかなり難しい」
夢斗「―――で? 言いたいのはその泣き言だけか」
金隆山「いや…もっと重要な事を宣言しておく。殴るだけの戦いは終わりだ。掴んで 極めて 折って 絞めて 落とす」
夢斗「相撲に絞め技なんてあるのかよ」
金隆山「あるよ。力士だからな。抱き絞めてやる。口から腸を出すなよ」
金隆山は身体を大きく広げる。
観戦しているかっちゃん「不知火型!!!!!」
観戦している出場者達
観戦している出場者とセコンドはこの状況を分析する。
芝原剛盛「コーナーに追い込んで捕まえるつもりか」
芝原佑「しかしあの足だぜ」
カブト(腰を落としてはいるが左脚は体重を支えているだけで力が入っていない)
山本空「足を引きずってはいるが川口はダメージが回復していない…捕まえられる」
里見賢治「いいえ 川口は少なくとも回復しつつあります。体重を預けているはずのロープにたわみがない。自分の足で立っている。平衡感覚は取り戻しています。距離を詰めてきたところを狙っています」
橋口信「あの脚でも腰を落とした金隆山を前蹴りで弾き飛ばす事はできないだろうな」
上杉均(上段・中段・下段どれかは決められないが廻し蹴りが本命。裏をかいて飛び膝蹴り、その勢いのまま追い込まれたコーンーアからの脱出というのが対抗か…)
佐川睦夫「とにかく逃げないといけなくなったのよ。その恐怖のノートだけを握りしめて」
生野勘助「お前ならどうする?」
反町隆広「俺が川口なら金隆山の腐った脚をさらに蹴るね。金隆山が膝をつく瞬間を日本国民に見せてやれるなんてワクワクするだろ」
生野「お前が金隆山なら」
反町「蹴った脚を摑まえてアキレス腱固めかな。例え蹴られても摑まえて川口の脚を折っちまえばその方が得だろ」
三代川(2人とも立てなくなるっていう展開もあり得るのか…)
工藤優作「摑まえて折れ」
臨時ニュース
木多康昭「只今 臨時ニュースが入りました。ヤングマガジン掲載中の自称漫画家 木多康昭さんがこのページ以降の原稿を落としました。木多氏は「だって間に合うと思ってたんだもん」「頭の中ではすでに完成している」などと今も狂言を繰り返している模様です」
落としたってしょうがないじゃない
にんげんだもの
木多
感想
木多氏「なんで俺の漫画だけ短いんだよ?
俺…ヤンマガに今年で何度も同じ予定外してる…?」
読者「うっうっ… 今年は2度目です」
やっと掲載されたと思ったら…途中で終わってる! しかも試合は動かずに、観戦者が解説・予想してるだけじゃねーか!! 今年のヤンマガ18号に掲載される予定だったのが掲載されず、代わりに休載予定だった彼岸島が掲載されていたが、今回は代わりはいなかったのか?
巻末コメントでは「本誌の仕事が精一杯でコミックスの仕事が全く終わらない」。コミックスの描き下ろしが沢山あるんだろうなぁ~。本誌掲載分と単行本と平行して進めなきゃいけないなんて大変だから大目に見よう。とりあえず今回の話で満足しとこう。そもそも週刊連載なんて人がやる仕事じゃないんだよ。
俺たちの木多先生を応援しましょう!!!
それじゃいきますよ~ サン!ハイ!!
木多先生!!! 掲載してくれてありがとう!!!
いつも面白い漫画をくれてありがとう!!!!!
僕たち!!! 私たちは!!!
いつも全力で応援するぜ!!!
…って騙されるか! 俺は梶原から朝三暮四という言葉を教わったんだよ! 危なく騙されて飼いならされるところだったぜ! 同じヤンマガに掲載されている【ザ・ファブル】はほぼ休み無しだぞ。ファブルは休載したのはいつだったか思い出せないくらい毎週掲載されているのに… 喧嘩稼業は連載どころか3週に一度の掲載すら無理だなんて…
ヤンマガ編集「喧嘩稼業は掲載するのに相応しいでしょうか?
あいつは掲載した回の解説から先がありません」
木多氏「とにかく掲載から逃げないといけなくなったのよ。
その原稿だけを握りしめて」
夢斗さんは打撃ができるんだよ
お相撲さんのラッキーパンチをくらうわけないだろ
俺は常識のないヤツが嫌いなんだよ
夢斗「相撲に絞め技なんてあるのかよ」
鯖折りしらねーのかよ! そういえばお前の師匠、糞打撃派じゃねーかよ!! 相手が打撃中心でよかったな。
金隆山は「張り手で首の骨ねじ折って背中を見やすくしてやる」とか今回は「口から腸を出すなよ」とか怖い。しかも実際に出来そうな力を持っているのが腸…いや、超怖い。
金隆山の「抱き絞めてやる」宣言は真実なのか?フェイクなのか?
そのまま向かっていくと反町が言うように蹴りを一度は受けないといけない。しかしその蹴りをキャッチ出来れば勝機が見えるが…キャッチ出来るか? キックボクサーの蹴りだから引きも速いだろう。ただその分、蹴りが浅くなるから突っ込んで行きやすくなるな。金隆山がキックボクサー相手に打撃でやり合うと金隆山の攻撃は当たりにくく、ガードを馴れていない金隆山は削られてしまうだろうからこの戦法は正解か。夢斗もそこは分かっているだろうから、どうやって打破するのか?
夢斗「あやしい!!!!!!
嘘くせえ~
金隆山はかなり打撃孔明くさい
打撃孔明90%だ!!
難問だ!!難問を出すのだ!!
打撃孔明にはわからずに打撃派だけにわかる難問を!!」
観客を芸能人だという目で見ているお客さん
また居ましたよ
この観客は雨上がり決死隊の宮迫博之と役者の遠藤憲一か。同じ顔しやがって。アメトーークでチョロっとだけだけど喧嘩稼業が紹介されていたから(アメトーーク「漫画大好き芸人」)そのお返しか?と思ったけど前から客として出ているなぁ。でも観客に芸能人を出して何かメリットがあるんだろうか?
き…木多康昭さん …アンタ まさか…
クレーム入れられても騒ぎになって単行本の一冊でも売ってくれればラッキーと思っているんじゃ…
第4試合を解説者目線で見ているお客さん
決着着きませんでしたよ
カブト(腰を落としてはいるが左脚は体重を支えているだけで力が入っていない)ブランクがあるカブトだけど、見る目はしっかりしているな。カブトの問題はブランクによる試合勘だろうな。実際なら一番心配な部分の体力や筋力は漫画だし大丈夫だろう…
里見や上杉は冷静な分析。
反町は自分だったら肉を切らせて骨を断つの方法をやると分析。これは元プロレスラーっていう部分もあるのか? まさに肉を切らせて骨を断つの死闘を繰り広げた生野と会話しているのもいい。
三代川(2人とも立てなくなるっていう展開もあり得るのか…)。ビビッてるのか? 2人とも立てなくなった状態からの泥仕合になるのも想定していなかったのか? 三代川は相手が総合の反町なのに、ちゃんとグラウンド対策をしているんだろうか? まぁ三代川は人格が変われば大丈夫か?
工藤「摑まえて折れ」。金隆山側に立って、シンプルに自分がやる方法を考えてる。金隆山も人並み外れたパワーだし、同じタイプを応援するのは自然か。
文さんの豊胸手術が成功してるじゃねーか!
治療中の文さんに十兵衛がふざけて「シリコンバッグを…」とか言ってたけど本当に入れちゃったのか? でも、まずは見た目を変えて自信をつけるという方法は良いのかもしれない。富田流は十兵衛に継がせるのかもしれないが、跡継ぎも欲しいだろう。無一もそう思っていたはず。整形して自信をつけると、嫁も出来るようになるだろう。
富田流はうちのやり方で整形を使う
うちは違う 整形も利用する
先ずは見た目から始めよか
でも方向間違ってないか?
その人 マジ者だから透明人間的に扱っているのに解説に絡めるなよ
他の出場者が自分の立場だったらとシミュレーションしているのに佐川睦夫は何言ってんだよ!
こんな時に松居一代かよ!
船越「一代とどうやって別れる…
間違えるな!!!
ここが間違いなく人生の分水嶺だ」
睦夫はこんなんでちゃんと試合できるのか? というかこんなのを相手するほうが怖いな。関は睦夫と戦って無事に戻ってこれるんだろうか? とりあえず試合を見ているときは格闘家としての意見も言ってくれよ。徳夫の試合のときだけはちゃんと観ていたのになぁ…
他の連中の解説も見たいから
一部分マジ者でも俺は平気だ
関羽雲長のように耐えてみせる
お前が夢斗の立場ならどうする?
金隆山は無敗で有り
親からもらった力と技で
日本国民が見ている前で横綱の脚を蹴りで変色させて
ここまでお膳立てして蹴りで決まるという欲求を抑えられるか?
俺なら蹴り以外はありえない
反町「金隆山が膝をつく瞬間を日本国民に見せてやれるなんてワクワクするだろ」
これは夢斗もそう思っているだろう。今まで膝をついたことがない無敗の横綱を初めて倒した男になれるんだからな。おそらく夢斗は蹴りを出すだろう。ここで蹴りを出したことで夢斗が負けても仕方ない。
ここで蹴っちゃってもしょうがないじゃない
にんげんだもの
夢斗