前回、鼻骨を折られた十兵衛。
あらすじ
十兵衛(すぐに呼吸が辛くなるだろう。それでもまだ俺のほうが有利だ。方針は変えない。佐川の体力を削ぐのを優先させる)
十兵衛(日拳の試合は四方を壁に囲まれていない。いざとなれば場外にエスケープできる無限のフィールドの戦い。ゆっくりと間を詰める夏木の戦い方だ。逃げ場のないリング上ではあの戦い方が生きる。最小限殴られるのを覚悟してゆっくりと間合いを詰めてコーナーに追い込む。そうだ警戒すべきはカウンターだ。ヘロヘロパンチを受けてから捕まえればいい)
胴突きを打たせる罠を張り、徳夫との間合いを詰める十兵衛。
十兵絵の予想通り左順突きで胴を狙う徳夫。
それはフェイントで、十兵衛の顔面に右で底拳を叩き込む徳夫。
無極で堪えて徳夫の袖を掴む十兵衛。口に溜まった鼻血を徳夫の顔面に吹きかけるも徳夫はガード。
徳夫(ずっと警戒していたのに忘れているぞ佐藤。日本拳法の必殺技を)
蹴り上げ、金的をする徳夫。
倒れて蹲る十兵衛。(金的は骨掛けでガードしていて徳夫が近づくのを待つ)
十兵衛に近づかない徳夫「金的が効いていないのか?」。
徳夫「俺に嘘が通じない事はわかっているよな。もう俺に油断はない」
十兵衛「ほんと、やり辛いわ」起き上がる十兵衛。
十兵得(ちくしょう準備不足だったか・・・ 佐川徳夫が掴みができるまで探るなんて最後の最後だ。時間は無限にあるわけではない)
十兵衛「俺は一つも間違えていない。指を折ってあったとはいえ、拳撃最強・石橋強と打ち合っている」
構える十兵衛。
上杉「リードパンチ対直突き」
縦拳対縦拳
感想
徳夫には「投げがない」「日拳はガードが甘い」「日拳は場外に逃げるから追い詰められる」とか徳夫を甘く見過ぎ。トーナメントに選ばれた時点で相当の実力があると見るべき。
田島「当初の考えに囚われるな。相手の『強さ』『得意とする手』を正確に知ろうとする事を常に怠るなよ。足元をすくわれるぞ」
掴んでの投げがあったことで9割以上の策が実行不能なるとか、もっと対策を考えておけよぉ。
開始前の反則煉獄を当てるだけで、後は簡単にグラウンドに持ち込めると思っていたのだろうか。
「7割の確率を確実と取り違えるな。残りの3割の失敗を潰す方法を考えろ。成功すればいいだろうぐらいの安易な考えでいるな。しくじれば死ぬと思え。死ぬ気で考えろ」と、梶原さんが言ってたぞ。(梶原は工藤との戦いの最後、金剛0式を当てた後に安易に目を離しちゃって負けたけどね… 確実な勝利宣告がでるまで気を抜かなかったら勝ってたのに。ずっと裏稼業だったので、表に出て大勢の観客の歓声で舞い上がったのだろうか)
十兵衛は無限の時間があるコイツに付き合ってる場合じゃなかったな。何してんだよ文さん… こんな遊びするのは小学生でも低学年だろ… 文学は師匠として相応しいでしょうか?あいつは将来性がありません。
縦拳対縦拳
十兵衛は石橋戦でリードストレートを当てていたけど、
その時の石橋は上着を着ていて、しかも水に濡れて動きづらい状態だったので打ち勝てたと思うけどなぁ…
徳夫に打ち勝てるのかなぁ…