みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

喧嘩稼業

【喧嘩稼業】78話 夢斗「額をカットするぐらいまでは元気でした」 金隆山「鉄砲とか出てきてからはダメか?」 夢斗「…もういいじゃないですか。そんな話は」

投稿日:2017年6月19日

陰陽トーナメント1回戦第4試合
金隆山康隆 対 川口夢斗

金隆山のぶちかましを当たる寸前に後ろに飛んで衝撃を逃した夢斗。
フェイントを入れつつ攻撃した夢斗は金隆山の額をカットした。

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あらすじ

金隆山の回想

金隆山康隆 本名 武田康隆は
“力士”という相撲取りの呼び方が好きだった
この呼び方は自分の事を表していると思うほどに自分に合っていると思っていた
呼び方にあこがれを持って
そう呼ばれる事を埃りにしたいと思った
誇りであるが故に鉄砲・張り手・閂・鯖折りを自ら禁じ手とした
金隆山の力で使えば意図せず相手を怪我させてしまうどころか
壊してしまう恐れがあった
禁じ手を決断したその日の晩から度々同一人物が出てくる夢を見るようになった
身体の大きな男だった
身体の大きな男の顔は金隆山自身だった

陰陽トーナメントのリング

金隆山(そうだ俺は全力で戦いたいと思っている。この陰陽トーナメントにそれを求めている)

夢斗はボクサーの構えをとり、打撃戦へ持ち込もうとする。

夢斗「世界は横綱の禁じ手の解禁を望んでいる。俺も横綱の鉄砲が見たい。打ち合いを希望します。」

夢斗「額を割られたぐらいでびびってんなら横綱なんて辞めちまえ」

金隆山「あなたが俺なら嬉しいな」

夢斗は左ジャブを打つが、金隆山は左手でいなし、振りかぶった右手で鉄砲を打つ。

夢斗はかわし、右フックを金隆山の頭の喰らわせる。

避けながら打つにはボクシングの構えが最適だった

右フックはカットした傷口を広げるため、金隆山の額に当たっていた。

川口はここでキックボクシングの重心に変化
崩す事に長けている金隆山は重心が変わった事にすぐに気づく

 

金隆山(蹴りが来る。蹴り足を捕まえて鉄砲)

夢斗が出したのは右前蹴り。前蹴りは金隆山の左太ももに触れた程度で素早く戻された。

戻す足を捕まえようと金隆山は目で足を追う
一撃目の後 対角線に打たれる二打目は見えない位置から放たれる一撃となる
ステルスパンチ

 

左フックで先程の蹴りで触れた左太ももの対角線にある右目付近を攻撃する夢斗。
金隆山の右の眉の所がカットされた。

観戦している生野「両目を潰すのが狙いか」

潰されても捕まえろという反町に生野が反論「頭をさげて安易に捕まえにくるところを川口は狙ってんだよ。川口の父親、川口拳治の決め技は飛び膝蹴りだ。真空飛び膝蹴りと呼ばれていた」

―――が金隆山はすでに捕まえていた
両手は攻撃態勢に入り不知火型のように開き、川口に触れていないが捕まえていた
飛び膝蹴りを封じると同時に捕まえていた

 

金隆山は夢斗の左足の甲を右足で踏んでいた。

左で夢斗の顔面へ張り手を打つ金隆山。

夢斗はスリッピングアウェーで衝撃を逃す。

避けられても金隆山の力で逃がさない
次の打撃も用意している
―――が捕らえていた足に違和感

 

夢斗はアンクルサポーターを脱いで脱出していた。

スリッピングアウェーをしたままの回転で、回転肘打ちを金隆山の頭部に喰らわせる夢斗。
kagyo78d.jpg

あの金隆残が負ける
信奉者らアンチまで日本国民一億人以上が言葉を失う

 

夢斗「勝っ」

金隆山康隆
その土俵入りの型は攻防一体の雲龍型ではなく
攻撃のみの不知火型
次の打撃も用意している

 

金隆山は倒れず、油断した夢斗の顔面に右の鉄砲を喰らわす。
kagyo78c.jpg
吹っ飛び、意識も飛ぶ夢斗。

崩れ落ちそうな夢斗に追い打ちに素首落としをする金隆山。

夢斗の顔面はマットに叩きつけられた。

感想

なんてダーティな戦いなんだ!!!!!
かつてエジプトの柔道家モハメド・ラシュワンは…

夢斗がコンビネーションで対角線の攻撃という基本的な事をする。このまま陽対陽で綺麗な戦いかと思ったら…カットした額を狙ったり、相手の足を踏んだりお互い結構ダーティな事をやるねえ。スポーツでもルールの穴をついたりするからこれぐらいは当たり前か。でも横綱である金隆山が足を踏んで動けなくするとはなぁ。しかも慣れた様子だったし。夢の中での自分との戦いでそういうことも培ったのか? 夢に出てきた自分に「俺には何をやってもいいぜ」と言われたから、自ら禁じた相撲技以外だけでなく相撲技以外も使えて禁じていたりしたんだろうか。今のところは相撲とはかけ離れた技を出していないから金隆山の頭の中には敗北がよぎってないんだろうな。相撲以外の技をまだ隠し持っているだろうに、ここまで夢斗を追い詰めるとは…

な・な・な ないす
な・な・な ないす
な・な・な ナイス
ナイスな戦いぶりに腰が抜けてしまった
この総合力の高さ…
マジで趙雲超えてるんじゃね

いや… こいつはただの挌闘孔明だ
大方、睡眠中に夢の中の自分と戦いながら
妄想していた事を今使っているに決まっている

金隆山は結構攻撃を喰らってしまう。ガードが甘いのは、自分の夢の中で相手が自分だから? 対角線のコンビネーションだとかフェイントを混ぜたりとかの攻撃に苦手か。こういうのは経験を積まないと対応出来ないだろうからなぁ。

ガードが甘い金隆残は額をカットされ、夢斗の回転肘打ちも喰らってしまう。
kagyo78d.jpg
顔が陥没してるじゃねーか! どこかの忍者みたいに自分の首から上に頭が付いている事の確認しなくていいのか? それをせずに金隆山は張り手を打った。ヘビー級の肘をこめかみに受けたのに、怯まずにすぐさま攻撃できるって化物か! 顔の表情筋とかも常人より2倍以上あって固いのか?

何んで耐えれたのか理解できない!
解説者くらい用意しろ!○すぞ!

解説する事でしか得られない出番があるんだよ

反町は、十兵衛の時や今回みたいに出場者に感情移入しすぎじゃねーか。毎回感情移入してたら疲れないのか? でも試合が進んでいくとこうやって観戦する強者も減っていって第8試合頃には寂しい状況になりそう。セコンドも強者ぞろいだが、セコンドが言うんじゃなくて、同じ出場者がコメントを言うってのが性格を垣間見れて面白かったりするんだが。

里見は「カット」とか「スリッピングアウェー」とか解説者か。前試合でもシラットの解説したりしていたし。中国に渡って色々な武術を知った里見賢治の出番は最後の第8試合だし、それまで便利な解説役として使われるのか?

賢治は本当に格闘技に詳しい子なんです
1つの技を解説すると愛くるしい笑顔を見せるんです
でも賢治の笑顔を繰り返し見ているうちに気づきました
賢治は技を解説したくて喋ってるんじゃなくて
作者は解説役がいる事がやりやすいんだと

夢斗… 俺を笑い殺すって策戦か?
格闘家のセンスもあるが笑いのセンスは一級品だったな
道を誤ったな川口夢斗

スリッピングアウェーで受け流した夢斗。
kagyo78a.jpg
顔芸してんじゃねーよ!

なんて事でしょう!
夢斗はオイシくなろうと必死です!!

 

金隆山に踏まれて動けなかった夢斗はアンクルサポーターを脱いで脱出。アンクルサポーターってこんな簡単に脱げるのか? 夢斗の脱ぐ技術が凄いのか?

顔芸もいいが何より脱ぎっぷりがある
ここまでやれるヤツなら必ず芸人になれる

「横綱の鉄砲が見たい」と挑発して
kagyo78b.jpg
実際に鉄砲出されたら…
思いっきり喰らってるじゃねーか!
kagyo78c.jpg
誰よりも一番近くで横綱の鉄砲を見られて良かったな。

僕はこんなにも『口は災いの元』を有効に使った事例を知らない

 

この後、意識を失っているところにさらに素首落としでマットに叩きつけられた夢斗。このままだと恐れていたマウントをとられてしまうが… というかマウントとられるどころか、四股踏まれてもう終わりそうだけど… ヤンマガ次号予告に載っていて、今回生野が言った膝蹴りを夢斗はまだ見せていないけど… 金隆山の弱点はスタミナだと予想していたけど、金隆山のスタミナが切れる前に夢斗が負けそうだなぁ。こっから逆転できるのか? このまま金隆山が大した怪我なしで勝ったら、次に戦う文さんもヤバイんだが…

矛盾しない想いがある
文さんのためにガードが甘い金隆山が勝って欲しいが
文さんのために夢斗は金隆山に怪我をさせないまま死んで欲しくない

というか実の両親や弟が見に来てんだぞ!このまま負けるなよ川口ぃぃ!!!!!

名護夕間「人によっては弟子は面倒だと言う人もいるが 男なら… 自分色に染めてみたいとは思いませんか!!」

また名護夕間関係のヤツが負けてしまうのか?
第2試合では名護の孫弟子に当たる佐川徳夫が負けた。第3試合では名護の最後の弟子の櫻井裕章が負けた。そして第4試合で夢斗が負けるとまた孫弟子が負けることになる。

そういえば名護の弟子は皆不幸になっている。山本陸は元門下生に目を潰され、佐川雅夫は自業自得とはいえ息子達に殺された。川口拳治は実の子供が出来ず、貰った子供はゴリラみてえ。上杉均は大晦日に一人でコタツに入りテレビ観戦。櫻井裕章は記憶障害になり、さらに睾丸を潰された…

名護夕間君… いくらなんでもやりすぎだと思う
もう完全にキングボンビーレベルじゃないか
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-喧嘩稼業
-,


  1. 匿名 より:

    >貰った子供はゴリラみてえ。
    これは別にいいだろwww

  2. 匿名 より:

    いつも面白い記事をありがとう

  3. 喧嘩稼業とファブルが好きです より:

    実の子ではないとはいえ、愛くるしい笑顔の夢斗と二人三脚でやってこれた川口拳治は名護の弟子の中では一番幸せですよね。まあその愛くるしい笑顔の夢斗が今まさに死にそうになってますが·······

  4. おみそ より:

    夢斗はトーナメント出場者の中で性格が一番陽側じゃないですかね。そんな夢斗には勝つにしろ負けるにしろ後遺症無しで帰ってほしいです。でも鉄砲喰らって白目むいてるコマを見ると前歯が折られちゃってるけど… 肘を喰らわせた時と鉄砲を喰らってふらついてる時の実の両親の表情の落差が辛い…

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