4本腕になった金剛と戦う明。
鮫島達がガソリンスタンドを爆破して金剛を倒す作戦を思いつき、明に伝えたが…
あらすじ
金剛のハンマー攻撃をかわし、街の建物の間に隠れる明。
明の姿を見失った金剛の背中に斬りつける明。
しかし、着地したところを金剛に蹴られる明。
それを明治屋ホテルから見ている鮫島「なんて… 壮絶な…」
勝次「明の奴 どうしちゃったんだろ… ガソリンスタンドを爆発させて金剛を燃やす計画だったはずだよね。スタンドとは全然離れて戦っているよ。明には伝わってなかったのかな…」
ネズミ「フン 金剛様には勝てねェって悟ったんだよ」
勝次「何 てめェ!! なんで人間が金剛のみかたすんだ!!」
鮫島「ネズミは弱者なんだよ。金剛の側につけば自分は殺されないかもと思ってるんだ。弱者は大きなものにまかれる事で正気を保とうとするんだよ」
それを聞いてネズミを見る勝次「なんか初めてネズミがかわいそうに見えるよ」
エロ金剛にアンチエイジングされちまっていた女「無理もないわ。金剛のあんなとんでもない姿を見せられたら、私たちだってすがってしまいそうよ」
鮫島「笑わせるな。俺たちには明がいる。アイツはそのとんでもない金剛と対等に戦っているんだ。明こそが本当にとんでもない男なんだ」
明に声援を飛ばす鮫島と勝次「行け 明!!」「明ァ――!!」
明(血を流しすぎた。頭がふらついて視界がぼやける。あまり長くは戦えない。決着をつける)
金剛と対峙する明。
感想
ここにきて全然進まねェ! ガソリンスタンドを爆破するんじゃねェのかよ。今週の話の最後くらいにはガソリンスタンドに着火するかと思ってたのに… 爆破するどころかガソリンスタンドに全然近づかねェ… それに今までハンマー攻撃は当たらなかったのにしつこくやる金剛… 巻頭カラーっていうのに引き伸ばしに来やがった!!
編集部からしたら巻頭カラーは派手にする計画だったはずだよね
スタンドを爆破せずに普通に戦ってるよ
先生ェには伝わってなかったのかな…
でも見開きの『ハンマーを振りかぶっている金剛と逃げる明』のシーンはかっこええ!超かっこええ!!
先生ェ「大丈夫だ 人間ごとき
何人いようとでたらめにしたるわ」
コイツラは明治屋ホテルから観戦してるが、町中の戦いもちゃんと見えておるのか? 金剛はまだ見えるだろうけど明の姿は見えねェと思うが…
それにしても金剛ほどではねェが鮫島もでかくなってねェか?
検索してみると、小学4年生の平均身長は136~141センチ。勝次の倍以上ある鮫島は3メートル近ェ身長なのかァ? でも日本人の歴代で一番背の高い人は阿曾 右衛門さんの239.4センチ。鮫島の身長はありえねェ! 鮫島の身長はでたらね過ぎやしねェか? でも、そんなでたらめな人間だからこそ、遠くで戦っている明の姿も見えるほどの視力を持っているってわけかァ? なるほど考えちょる。
先生ェ「この建物だけを頑丈にしてみよう」
「先生ェ… それになんの意味が…」
先生ェ「都合のいいときだけ壊したくなくなる
それがご都合主義ってもんだろ」
でけェ金剛が「すまない ちょっと踏み台がほしくて」って感じで乗った建物は壊れねェのか?
この建物には明治屋ホテルや橋とは違い、鉄筋が入っておるのか? 鉄筋が入っていてもでけェ金剛がジャンプする踏み台にしちまったら壊れちまいそうだが… でたらね過ぎやしねェか? この建物だけ頑丈なのかァ?
それとも箱根湯本の町の建物全部が頑丈に出来ているのかァ? 明がガソリンスタンドに近づかねェのは、通常のガソリンスタンドでも大きな地震がきても潰れねェように頑丈に出来ているのが、建物が丈夫な箱根湯本のガソリンスタンドになるとさらに頑丈に出来ていて、地下のタンクを爆破なんて出来ねェから近づかねェってワケかァ? なるほど考えちょる。
笑わせるな
勝次はそのとんでもない環境と対等に戦っているんだ
勝次こそが本当にとんでもない男なんだ
金剛を応援するネズミ。それを鮫島は「ネズミは弱者」だからと言う。小四の勝次が金剛に魅入られてねェのに情けねェ… 勝次は父親を吸血鬼に殺されて母親は亡者になっちまったのに正気を保っているというのに…
金剛にすがるネズミを見た勝次「ネズミが初めてかわいそうに見える」
かわいそうに見えたのは初めてって、海賊船でネズミの肩を銃で撃ったことについては罪悪感はねェってことか? 人を撃っても罪悪感は感じてねェし、両親はあんなになっちまったし、さらにこんな状況でも正気を保ってる勝次。こんな小学4年生ありえねェ! でたらね過ぎやしねェか!?
比べてネズミは大人なのに正気を保てない…
なんて情けないんだ…
化け物だ!! アンタ人間のクセに化け物だ!!
コンクリートの塊を喰らったダメージはどこにいっちまったんだ? タッ タッって軽やかに隠れやがって!
遊歩道の下に隠れたのに数コマ後にはその遊歩道の屋根の上に立つなんて
コイツ、数コマでどうやって移動したんだァ? 全然ダメージを感じさせねェ動きしやがる!
その後、金剛に斬りつけにいく明は流石救世主様ァ!って感じでかっこええ超かっこええ。
金剛を斬りつけて、ストッと着地する明。
金剛を斬りながらとはいえ、けっこうな高さから降りたのに綺麗に着地できるのはすげェ!
コイツ、脚を引きずっていたっていう設定を忘れちまったのか!?
そして着地したものの、金剛にかかとで蹴られて飛ばされて、コンクリートにヒビがはいるほどの衝撃で当たったのに普通に立つ明。
これまでのダメージを一切感じさせねェ動きをする明。コイツ、化物なのかァ? コイツには何も効かねェのか?
へ? 血を流しすぎただけかよ! アレだけ打撃を食らって骨が一本も折れてねェのか? 痛さで腕が動かせねェとかもねェのか? 血を失っちまっただけなのかァ? アレだけの攻撃でも明のダメージは出血が多い擦り傷程度なのかよ。人間のくせにこれだけ喰らっても死なねェで立てるなんてダメージ描写がでたらね過ぎやしねェか?
これまでのダメージを」
「お前 確か彼岸島読んでただろ 金剛戦で明が喰らった攻撃を教えてくれ」
「あっ はい 明はどうも不死身らしいですね」
金剛との戦いで明が喰らった主な攻撃
・金剛に蹴られる
・金剛にはたかれる
・コンクリートの塊をぶつけられる
・金剛にかかとで蹴られる
普通の人間だったら、この攻撃の一つでも喰らっちまったら終わりだが、明はこれだけ喰らっても「血が流れすぎた」だけなのかよ! この後、明は傷口を塞いで休憩して体内で血が生産されると、これだけの攻撃を喰らっちまっても後遺症無しで回復するっていうのかァ? 鮫島や勝次や建物がでたらめだったが、主人公が一番でたらめじゃねェかよ!
こんなんで漫画の整合性とやらにちゃんと立ち向かえるのやら