要塞化した東京に侵入するために地下道を進む明達。
その地下道には妙子という邪鬼がいた。
暗闇の中、妙子から逃げた明達だったが、勝次が逸れてしまった。
明、鮫島、精二が勝次を探すために駆け出す。
鮫島が勝次を見つけたが、勝次は妙子に捕まったところだった。
あらすじ
鮫島は妙子に捕まった勝次を見つけたが、妙子の腕は手の届かない高さにあった。
妙子に捕まった状態でも勝次は妙子に訴え続ける「俺はアンタの友達になろうと…出てきたんだぞ… お前が憎いのは大人だけだろ!! みじめだよ妙子… 見の心も化け物になりやがって。お前はもうただの醜い塊じゃないか」
勝次の言葉に妙子は怒りだし、掴んでいる手の力を込めだす。
口から血を吐き出すが、心は折れない勝次「俺は違うぞ妙子… お前とは違う… 同じ大人嫌いでもすべてが嫌なわけじゃない… 俺はお前と違って信じられる大人と出会ったんだ!!」
明が駆けつけ、鮫島の背中を踏み台にして妙子の腕に斬りつける。
明の仕込み刀で勝次を掴んでいた妙子の腕は切り落とされ、勝次は鮫島がキャッチ。
明「行くぞ!! このまま出口の所まで走れ!!」
騒ぎを聞いて駆けつけてきた精二も、明達と一緒になって走り出す。
狭い通路まで逃げ切れた明達。
勝次「ありがとう明。俺、来てくれるって信じてたよ」
鮫島にも精二にも礼を言う勝次。
明に質問する鮫島「なァ 妙子はこのままでいいのか? 倒すわけでなく」
明「そうだな無駄な戦いは避けたいし、これからも吸血鬼の進入を防いでもらおうか」
勝次「あの子も信じられる大人に出会えてたら少しは友達になれたのかもな」
明「行こう」
精二がボソボソいった言葉を聞き取る鮫島「この先ちょっとで人間の集落に着くってよ」
感想
この邪鬼が大人ぶるからちくしょう!
勝次を捕まえた妙子「コドモヲ ツカマエタ」ってお前も子供だったじゃねェか! 妙子「コドモ… ニク… ヤワラカイ…」ってなんで知ってんだァ? もしかして子供を喰っちまったこともあるのかァ? 辛ェなぁ… 子供が大人に裏切られ、化け物にされちまって、子供を喰っちまったこともあるなんて…
スゲェ! この小4 邪鬼に掴まれても全然折れねぇぞ!
妙子に掴まれちまっても妙子を説得し続ける勝次。勝次は邪鬼をも救おうというのか? 彼岸島で亡者になっちまったポンを説得するために喋りかけた明と姿が重なりますなァ… 勝次が後の救世主になると言われても信じられるなァ。それに比べて大人達は…
カッコ悪ィよ
兄ちゃんたち
大人は子供を守るもんじゃねェのかよ
勝次を見つけたものの、妙子の腕は高く手が出せない鮫島。
このハゲ、ここで言ったとおりこの後もマジで手も足も出さねェ! もし妙子と遭遇しちまった時になんにも対策を考えていなかったのかァ? 同じく救世主と呼ばれている明も作戦を考えるも無茶苦茶な作戦ばっかりだからなァ… 救世主になると強大な力は持っているものの、おつむは残念になっちまうのかァ?
その勝次、妙子、鮫島の騒ぎを聞いて駆けつける明。ハッ もしかして明が「自分が真ん中探す」のを選んだのはすぐに駆けつけられるためかァ?
もし明が探す場所を右か左を選んでいたら…勝次が居たのが明の探した場所と反対側だと駆けつけるのに時間がかかっちまう。それを見越して明は真ん中を選んだってわけか! なるほど考えちょる。明は作戦もばっちり。真の救世主ってわけか。
救世主様ァ!!
脚を引きずっていた設定に気づいてくだされ
救世主様!!
その救世主の明が勝次を救うべく、走って鮫島の背中を踏み台にして飛び上がる! へ?明が足を引きずっていたっていう設定はどこへ行ったんじゃ? 読み返して見ると東京に向かって歩いてる時にはザッザッと元気良く歩いているなァ… もうズッズッと引きずらなくてよくなったのかァ? 箱根の温泉につかったから治っちまったって言うのか? 先生ェは「箱根の温泉の効能はスゲェ!」というふうに描いて、箱根を漫画の舞台にした恩返しをしたってわけか。
先生ェ「こんな事もあろうかと
取材させてくれた恩だけはずっと持ち歩いてたんだ
最高の恩返しを作ってやるよ」
大丈夫だ
細かい設定ごとき
なんぼ来ようと
蹴散らしたるわ!
妙子に斬りかかる明。
相変わらずふざけたジャンプ力してやがる!
妙子の腕を切り落としちまう明。
相変わらずふざけた斬れ味をしてやがる! この腕の太さをこの仕込み刀の長さで一太刀で斬れるわけがねェ!!
先生ェはちゃんと設定を考えておるのか?
キャラの力加減を
このクソホッケーも
設定を守らないからちくしょう!
この状況で精二「ギガ ギガァァ」ってわけがわからねェ!
お前、ボソボソ言うだけで日本語しゃべれたじゃねェか!! なんでいきなりワケがわからねえ事言いだしてんだよ! どいつもこいつも設定を守るっていう気持ちが一切ねェ!!
この小4も
設定を守らないからちくしょう!
小4なのに肝が座っていて、妙子に握りつぶされそうになっちまっても反論しつづけた勝次。その握りつぶされそうになっちまった時に口から血を吐いたっていうのにピンピンしてやがる!
口の周りに血の跡が残ってるだけで普通に喋ってやがる! ダメージを受けたっていう設定はどこ行っちまったんだ? 前話の話ではなく、同じ話の中で受けたダメージだぞ? 救世主の明みてェに、救世主の目がある勝次もダメージからの回復も早いのかァ? こんなヤツが小学4年生なんてありえねェ! しかも襲われた相手である妙子の心配をしてやがる… 勝次が心優しく育ったのは、吉川の教育が良かったのかァ? 吉川こと山本ゆり子さん…アンタの子供は立派に育ってますよ。
ハゲ呼ばわりめ
来やがったな!!
皆よってたかってふざけやがって!!
勝次は以前から助けてくれる鮫島のことをハゲと呼んでいた(心優しくねェじゃねェか!)が…明も鮫島のことをハゲ呼ばわりかよ! さっきまでは鮫島って呼んでたじゃねェか… ても脚も出さねェ鮫島を見ちまって、鮫島は踏み台にしか使えねェと分かるとハゲ呼ばわりか? 冷てェ… 冷てェよ救世主…
先生ェも妙子を持て余していたのだ
これで本当に妙子とはお別れなのかァ? また出てきそうな予感がするが… 今まで邪鬼と戦う際には色んなものを武器として戦ってきたが、この地下道では武器になるもんがねェからここでお別れなのかァ? 武器になりそうな物がありそうな場所で妙子と再戦するのかァ? 先生ェは妙子の哀しい過去を考えたは良かったが、倒しちまうのは可哀想となってこのまま放置することにしたのかァ? キャラの哀しい過去を見せたのにその後の責任は取らねェなんて先生ェは信じられねェ大人なのかァ? 答えを見せずにぶん投げちまうのかァ?
もうすぐ明達は人間の集落に辿り着くが、そこで汚ェ人間の大人を見せて妙子に仕返しをさせようって考えかァ? そこで汚ェ大人に出会った妙子の心の決着が着くんだろうか?
この先ちょっとで
汚ェ人間の決着着くってよ
先生ェは信じられる大人なのか…信じられない大人なのか…