国会議事堂の地下トンネルを進む明達。自衛隊が敵を引きつけ、先を急ぐが、変異吸血鬼に捕まった自衛隊員と遭遇。隊員は壁に埋め込まれ、拷問を受けているとのことだった。そこへ足音がし、明達が身を隠すと、拷問器具を持った変異吸血鬼が姿を現した。
何も知らないんだ…
ネタバレなんて わかんないし…
もう自分が何者かも 思い出せない…
本当なんだよ…
あらすじ
明達は大きな岩の陰に隠れて様子を伺う。
拷問器具を持った変異吸血鬼は、壁に埋め込まれた捕虜の自衛官の前まで来た。
変異吸血鬼「ナニ…ヲ…アナタ… 騒イデ… イルノ…?」
自衛官「ああああ 許してェェ 怖いよォォ」
騒ぐ自衛官の顔を、変異吸血鬼が舐め回す。
変異吸血鬼「殺サナイワ… ズット… 苦シマセ… 続ケテアゲル…」
自衛官「何も知らないんだ… もう自分が何者かも思い出せない… お願いだ… 信じて…」
変異吸血鬼は持っていたやっとこばさみで自衛官の舌を掴む。
勝次が「助けに行こう」と言い出すが、拷問する変異吸血鬼は手下に6体の捕獲型変異吸血鬼を連れていた。
鮫島「一気に来られたら 逆に俺たちがやばい」
そうしている間にも拷問は続き、今度は糸鋸で鼻を落とそうとした。
自衛官「待ってくれ!! なんでもいいんだよな!! 知ってる事 教えれば 許してくれんだよな!! 侵入者だ!! さっき人間が ここに来た!! アンタらを殺す気だよ!!」
鮫島「野郎 俺たちを売りやがった」
拷問していた変異吸血鬼の手は止まった「ドコ…? ソイツラ…」
自衛官「右です!! 右側に走って行く音が!! そっちに隠れています!!」
変異吸血鬼「ソレハ… イイ情報ネ」
自衛官「じゃあ… 助けて……」
変異吸血鬼はハンマーを自衛官の頭に振り下ろした。
変異吸血鬼「楽ニ死ナセテ アゲル…」
明「みんな… 武器を持て。 銃を撃って あの手下六体を引きつけるんだ。俺は拷問野郎をやる」
変異吸血鬼は明達が隠れている大岩のほうへゆっくりと歩み寄ってきた…
感想
知らぬが仏だった男が
知っちまって仏様に
なっちまったから
ちくしょう!!
鮫島は自衛官の事を「あの野郎 俺たちを売りやがった」と言ったが、仕方ねェ。拷問を受け続けたが、仲間がいるからなんとか耐えていた。しかしそれを…
最後の心の支えを折っちまったのは明達じゃねェか!! それなのに「売りやがった」とかどの口で言いやがるんだァ!? ハ これが無意識の悪意ってやつか。
コイツが鮫島
見ての通り
自分の手のぬくもりが
生きる糧になり
俺たちを売らなくなると思い込んでいた
自分を過大評価していた奴だ
ちゃんと考えておるのか?
キャラの設定の話を
変異吸血鬼は「侵入者が隠れている」と聞き、捕虜の自衛官をやっちまった!! 情報を確かめもせず捕虜を始末しやがった!! そこに侵入者が隠れているかどうかなんてすぐに確認できるというのに… そもそもこの自衛官以外を始末しちまったから囚人のジレンマも使えねェし… 拷問なんて回りくどい事を担当する奴がこんなせっかちでちゃんとやれてるのかァ? コイツ、本当に拷問専門の奴なのかァ?
やめんか それには訳があるんじゃ
ハゲがこの変異吸血鬼の事を拷問野郎と勝手に呼んじまってるが、変異吸血鬼が喋っているのは女言葉。つまり女王様。拷問専門じゃなくて、ただたんに自分が楽しむだけの痛めつけに過ぎねェってワケか!! 確かに痛めつけている時は嬉しそうに笑ってやがる!! なるほど考えちょる。
拷問なのに最初はグー!!
ケンちゃんは吸血鬼になっていっちまったし… 本土で出会ったケンちゃんは今は無事か分からねェ。そんな中、本家のケンちゃんがいっちまった… 辛ェなぁ…
雅の息子5人全員を倒すのは
いつになることやら
結局戦う事になっちまうのか… 捕獲型の変異吸血鬼は、第一波との戦いでライフルで倒せることは証明できている。明以外のライフルを持っているのは5人。捕獲型の変異吸血鬼は6体。これは勝てるんじゃねェのか? そして拷問野郎のほうは明が戦うなら瞬殺してくださるんじぇねェのか? こんな奴に手こずっちまうようなら蟲の王を倒すなんて夢物語と言える。次号は巻中カラーということだが、予告には「明は、拷問野郎を一撃で斬るため、身を隠し機会を探るが…」。へ?もしかして次号で決着つかねェのか? なんたる引き伸ばし拷問野郎!! 蟲の王との対決をなかなかやってくだされねェ!!
先生ェ「ズット…
彼岸島ヲ読マセテ… 続ケテアゲル…」