ネズミとユカポンは明達と逸れてしまい、光頭族と名乗る吸血鬼達に捕まってしまった。2人は裏カジノで賭けの対象にされ、ネズミが『踊るマンドリル』という、ブリッジ状態を維持しなければ体が刃で真っ二つにされてしまう拷問器具にかけられてしまった。光頭族のボス・立花様と2時間耐えれば解放してもらえるという約束を取り付けたが、到底耐えきれる時間ではない。しかしそこに裏カジノに来る前に知り合った孤児の吸血鬼が、裏カジノの梁の上から釣り糸を垂らしてサポートするというイカサマをした。これでネズミは助かったと思いきや、ハプニングで釣り糸がハズレてしまい、あと50分を自力で耐えなければいけなくなった…
貴様ら
こんな奴の
ネタバレなど見るな!!
どうせ もう力尽きて
終わるんだ!!
どんな奴らも
そうだった!!
吸血鬼と丸太など
くだらん!!
ネタバレなんて
存在せん!!
あらすじ
あと50分、ネズミは自力でブリッジの状態で耐えなければいけなくなった。
ネズミの手足が震えて悲鳴を上げてくる。しかしネズミがこのまま耐えきれずに刃に真っ二つにされてしまうと、次はユカポンが踊るマンドリルにかけられてしまう。ネズミはそれは阻止したいと、ユカポンのことを思って力を振り絞る。
ネズミ(嫌だ… ユカポンが死ぬなんて絶対に嫌だ…)
ネズミは意識が朦朧とする中、まだ諦めない。
ネズミ「大切な人のために… 力だけは抜いちゃいけないんだ…」
ユカポン「お願いだから生きて!! 私たち 絶対生き残るの!!」
ネズミはユカポンに歌をリクエストし、ユカポンはそれに応えて歌い出す。
ユカポンの歌声に包まれ、ネズミは力を取り戻してブリッジの体勢を維持する。
ネズミの頑張りに裏カジノの客達は感動し、賭けのことは置いておいて応援をし始める。
しかしネズミの手足は限界を迎え、力が抜けていく。
ネズミ「あ 力が抜ける!!」
ネズミの体が刃に向かって沈み込んでいく。
しかし踊るマンドリルの刃は台の下に引っ込んでいた。
光頭族「120分経過した。刑は終了だ」
ネズミは耐えきったのだった。
裏カジノの客は大いに沸いた。一方、この展開を面白く思っていない立花様は…
感想
孤児の吸けちゅ鬼だ…
クソうみゃい…
ネズミの背中に仕掛けていた鉄定規がハプニングで外れてしまった。このままにしておくとイカサマがバレてしまうので、孤児の吸血鬼は糸を上手く操って踊るマンドリルの隙間に落とし込んで隠すことに成功した。
糸使い超うめェ! 上からだと鉄定規はネズミの体が邪魔をして見づれェはずなのに! 長ェ糸を動かして何メートルも先にぶら下がっている鉄定規を動かすなんて、超精密な動かし方をしなければいけねェのに! 実際にやるとなると、刃の出入り口の隙間の手前にある金具に引っかかっちまって「上手くいかねェからちくしょう!」ってなっちまいそうなのに! こんなテクニック持ってるんなら、ネズミの背中に鉄定規をセッティングしなおすことも出来るんじゃねェのか? せめて釣り糸を背中に通し直して、負担を軽くすることは出来んじゃねェのか? なんとか助けられるんじゃねェのか? そういうことをすることもなく諦めちまった。こいつら、薄情過ぎやしねェか?
寿司を奢ってもらったのに
焼き鳥で売っちまう
薄情な奴らだからちくしょう!
この彼岸島の世界では
歌詞も「ェ」が付いちまうからちくしょう!
イカサマの仕込みが外れてしまい、ネズミは自力でブリッジの体勢を維持しなくてはならなくなった。意識が朦朧とする中、自分が耐えきれないとユカポンも同じ目に合わされてしまうことを思い出し、気力を振り絞る。
「もってくれ 俺の手足 俺の身体」!
主人公みてェな超かっこいいセリフ! 自分の身体を犠牲にする技を繰り出した時みてェじゃねェか! 実際はブリッジしているだけだけど! でもイカサマで少し休憩出来たとしてもここまで耐えたのはかっこいいぜ!
手足の感覚が無くなってきたネズミ。しかしまだ耐えてはいたが…
「ただの重い肉袋だ…」!
人は追い詰められちまうと、死人になっちまう前に詩人になっちまうのか!
ネズミは再びユカポンの歌をリクエストした。イカサマを仕込む事を隠すためではなく、今回は2人で生き延びる力にするために。
くゥゥ… 「二人で生き延びる約束をしたこと覚えてる?」ってメッセージを込めた選曲じゃねェか! ユカポンの心意気、泣かせやがるじゃねェか!
ンだよ この歌詞!
軽いシモネタ入れてきやがった!
ネズミの魔法のステッキは
ブリーフの中で
まだ大人になってねェからちくしょう!
ねェ 鉄定規の隠した場所覚えてる?
あれは刃を引っ込ませるのに
不具合を起こすだろう♪
しかしネズミは耐えきれず、力が抜けていく。そしてネズミの身体は刃に向かって沈み込んでいく。ネズミの身体が真っ二つになったかと思いきや、120分経過したので光頭族の一人が刃を引っ込ませていた。ネズミは耐えきったのだった。
ざけんな! マジでネズミが死んじまったかと思ったじゃねェか! 「池田中太郎 日本橋にて散る」って出るかと思ったじゃねェか! ここにきて先生ェの演出が冴えわたってやがる! ネズミは耐えきりやがった! 途中、イカサマで楽をしたとはいえ…120分もあの体勢でいるだけでも辛ェのに… 鉄定規が外れちまってからの七十分経過から百二十分経過するまでの五十分もの間を、自力で正攻法で耐えきりやがった!
身体は粗チ◯野郎でも
心は丸太野郎だぜ!!
それにしても…耐えきったネズミもすげェが、時間ピッタリに刃をしまいこんだ光頭族も地味にすげェぞ!
このハゲ、冷静すぎるじゃねェか! 会場は客の熱気に包まれ、時間ギリギリという状況で汗一つかいてねェ! 客が応援しようとも、ボスである立花様が騒ごうとも、なんにも動じてねェ! もしネズミが1秒早く身体を降ろして真っ二つになっちまっても顔色変えずに冷静でいたに違いねェ! 会場の盛り上がりがどうなろうと、ネズミの頑張りがどうだろうと、ルールに沿って厳格に冷静沈着に対処! このハゲ、実は最高の審判員なんじゃねェのか?
やめんか
このハゲはネズミの側に居ながら
鉄定規のイカサマを見抜けなかったんじゃ
ネズミとユカポンは賭けに勝ち、鍵を貰える上に解放されることになるが…
立花様はどうすんだァ?
「約束通り2人を解放する」っていうのなら賭博場の主として矜持を貫けて潔いが、ネズミを応援する客に苛ついて暴言を吐いちまってる。そんな潔さを持っているとは思えねェ。それに感情を優先しちまって、「2時間耐えたら」という賭けにするには不釣り合いな設定をしてしまったことで、もう賭博の主の矜持は失っちまっている。少年漫画だったら「この時点でアンタは負けていたんだよ!」とか決め台詞が入りそうじゃねェか。
立花様に商才があんなら、ネズミとユカポンを賭けの目玉にするってのがあるが…それでもまた賭けの対象にしちまうっていうのは解放したとは言えねェからなァ。それにパシリ時代を思い出させちまうような刺激を与えちまったからなァ… 怒りを抑えきれずに…ってなっちまうのかァ? 強くなったからパシリ時代を忘れ去るとはならずに、忘れきれずにカップルに復讐するって固執しちまってやがるからなァ…
「男と女などくだらん!! 絆なんて存在せん!!」と言ったのに…
アマルガム化した身体には女の象徴であるオッ◯イがあるじゃねェか! 内心では女と絆を持ちたがってるじゃねェか!
雅と出会うという当たりを引き
アマルガム化に成功という大当たりを引いたのに
見た目は大外れだからちくしょう!
女が寄ってくる見た目じゃねェ!
次の賭けが始まりそうなんじゃ
おそらくユカポン&ネズミVS邪鬼のタッグマッチとかなんじゃ
頑張れ二人とも!勝てば開放なんじゃ!
普通にブリッジし続けて耐え抜きやがったからちくしょう!
明さん登場しそうだがまさか宮本篤の方が登場パターンもあるか
先生の策は孔明以上に読めぬ