バラバラになってしまった明達。明と小春以外は全員なんとか合流できた。鮫島達は明と小春に合流するために、竹馬街の3っつ目の派閥・白髮族の縄張りに潜入した。賭博場や人間売買市場を見て回ったが、明と小春の姿は見当たらなかった…
可愛げがないですよね
子供みたいに
ネタバレしてくれと
泣きじゃくるところを
見てみたいですよ
あらすじ
鮫島達は白髮族の集落を見て回るが、明と小春は見つからずに元いた入口まで戻ってきてしまった。
勝次「明… 小春姉ちゃん。どうしちまったんだよ。二日前に別れてから二人に何があったんだよ」
二日前の明と小春は―――
船頭の案内で2つ目の派閥の水路を進んでいく。
明と小春は言い争いから、明は兄貴である篤との思い出を小春に語った。
出来の良い篤と明は両親から比べられていて、篤が行方不明になった時には明のほうがいなくなってくれればよかったと言われた過去を語る。
明「気がついたら俺は兄貴を憎んでいた。俺は尊敬しながらも ずっと兄貴を憎んでいたんだ」
そうするうちに船は白髮族の縄張りに到着した。
船頭「ここからは歩きます」
船頭の案内で明と小春は歓楽街を歩いて進む。するとこの縄張りを訪れた客が、小春をそういう女だと間違って声をかけてきた。
小春は嫌がるが、客はしつこく小春に迫るので、いきなり明が仕込み刀で切り捨てた。
船頭「ああ 斬ってしまった!!」
小春「バカ 何やってんだよ。白髮族全体を敵にまわす事になっちまったぞ」
明「かまわん。近づく奴はすべて斬る」
そういった明は歓楽街を進んでいく。船頭と小春は明の後ろをついていく。
すると、先頭を歩いていた明に女が近づいてきた「お兄さん 寄って行ってよ。安くするからさ」
女の顔を見た明は「離れろ!!」と言って突き飛ばした。
焦った表情をしている明「何やってんだよ母さん!! こんな所で!! わかんねェのかよ 俺だよ 母さん!!」
明に近づいた吸血鬼の女は、明の母親だった。動揺する明に、白髮族の吸血鬼達が迫りくる…
感想
わかるぞ 鮫島
お主も悪よのォ
鮫島達は白髮族の縄張りで明と小春を探していた。が、見つからず。鮫島が明を恨んでいる小春が裏切ったのでは?と言い出したが、ユカポンが怒り出した。それを宥める鮫島。
客引きが寄ってきやがっただけなのに、このハゲはモテモテとか言い出しやがった! 小春の裏切りを言い出したらユカポンに怒られ、「許して ちょんまげ」! このハゲ、マジで調子のってねェか? このグループの中で一番強ェ明がいなくなっちまったというのに、お気楽過ぎねェか?
こいつが鮫島
見ての通り
群れの中で
トップになった途端に
調子に乗る
分かりやすい奴だ
実の弟・中太郎が姉・小春のことを心配してやがらねェからちくしょう! 「姉ちゃんは裏切らねェ」と主張もしやがらねェ!!
大人の経験をしてねェから
子供のような万能感を
まだ持っておるんじゃ
探しても明が見つからない状況、明は捕まってしまったのでは?となり、勝次は「あの明が捕まるとしたら 相当な事がないと無理だろ。油断なんか絶対にしないし」と意見をいった。
明は「油断なんか絶対しない」。へ? そもそも竹馬街でバラバラになっちまったのは…
確かに小春は裏切ってねェ!
明が即時に 小春を
裏切りやがってるからちくしょう!!
吸血鬼ごとき余裕だと調子に乗っちまって油断して、やらかしちまったのは明じゃねェか! それなのに、明に仲間を殺された恨みを思い出した小春が殺気を向けると…
ひいいいいいい!
これが
約束を持ち出しておいて
自分から約束破っちまった奴が
する態度とは思えねェ!!
油断ならねェ! 明との約束は確かに油断ならねェぞ!!
そんな客のやり取りを聞いても船頭は道案内をする。
客を褒めちぎるまではしないで「嫌いじゃないですよ」と、付かず離れずの絶妙な距離感を出し、客が口喧嘩を始めちまって険悪なムードになっちまうと…
話に触れずに冷静に案内! 船を降りても案内してくれて、明が暴走しても「ここのボスに遭遇したらやばいですよ」と気遣うアドバイス! この船頭さん、プロっぷりが超すげェぞ!
船賃500円+情報量700円で
この充実なサービスっぷりは
超お得だぞ!!
こいつが宮本明
見ての通り
20年以上経っても
あっちのほうは
一人も斬ってねェ奴だ
小春が明のことを兄貴兄貴うるせェと言い出した。それで明は兄貴である篤を思い出し、小春に語りだした。まだ平和だった頃、兄貴は両親から期待されていて、反対に自分は期待外れ扱いされていた。兄貴を尊敬しながらも憎んでもいたと告白した。
超懐かしい! まだ明が師匠のもとで修行する前の姿、髪がまだ短くて前髪をペタンとおろしている姿! かなり初期の明!! 超懐かしいじゃねェか! 最近、昔の設定を持ち出して再利用…いや、設定や過去の話を活かして大切に積み上げてそこから紡ぎ出される緻密なストーリーが多いなァ。ここで彼岸島第1巻の宮本明の姿を振り返ってみよう…
変わってねェ!
20年以上経っても
画風が全然変わってねェ!!
この変化の無さは
無形文化遺産レベルじゃねェか!
長期連載していると画風が初期から大なり小なり変わっちまって、昔のキャラが描かれると「これ誰?」とか「第1部とか第2部の主人公は筋肉ムキムキだったのに、今の画風で描くとこんなに細ェの?」とか違和感があったりするもんだが、ここまで変わってねェとは! 先生ェは漫画家としての腕の上達と、加齢による劣化が丁度プラスマイナスゼロになっちまってるのかァ? 昔からの読者としては違和感なくて超有り難ェ!
船頭の案内で風俗街を歩く明と小春。明は客引きに絡まれたが、無視した。
敵地ど真ん中で
複数の吸血鬼を前にして
目をつぶるという危険行為!
明にとって
その危険行為のリスクより
目をつぶって集中して
「一緒に3P」の
妄想シュミュレーションするほうが
優先すべき事だと判断して
この行動をとったに違いねェ!
今度は小春が男から絡まれてしまった。
一言目「いくらだ?」
二言目「俺 ア◯ルがいい」
三言目「イラマ◯オさせろ!!」
モラルあるセリフが一言もねェ!
こんな奴らが背徳感を感じるとは思えねェ!!
小春にしつこく絡む吸血鬼の男達を、明が何も言わずに仕込み刀で斬り捨てた。
小春が絡まれちまったら、問答無用で瞬殺! こいつ、油断を反省してねェ! 明がいきなり吸血鬼を斬っちまったことで仲間がバラバラになっちまってまだ解決してねェのに再び斬りやがった! まったく反省してねェ!!
明は「近づく奴はすべて斬る」と言い出した。小春はそんな明の背中を見て、その意思は本物だと感じた。
褒め言葉とは思えねェ!
風俗街を歩いている背中を見られて
「隙がない男」という評価は
褒め言葉とは思えねェ!!
こんな奴に
母親時代があったなんて
信じられねェな
また別の女吸血鬼が明に近寄ってきた。明はその女の顔を見て動揺して突き放す。その女は明の母親だった。
「俺だよ 母さん!!」
実の息子が言っているのに
オレオレ詐欺みてェに聞こえやがる!
母親! 明が住んでいた商店街のほうはどうなっちまったか描写はなかったが…雅に「吸血鬼になって配下になれば、お前の商店街は見逃してやろう」と言われたことがあった。明は配下にならなかったので商店街は放置されて吸血鬼ウィルスを巻かれちまったんだろうなァ。で、ここで母親が登場かよ! この街のボスが宮本篤というのも関係あるのかァ? それにしても、こんな所を歩いちまっている時に母ちゃんに出会っちまうのも最悪だが、母ちゃんが「安くするから。千円でどォ?」ってこんなことをやっちまっていたのは超最悪じゃねェか… 毒親どころじゃねェ!
安くして千円!
ユカポンと同額扱い!!
この明の母親は
自己評価が超高ェぞ!
自己評価が高ェから「こんな私から出来の悪い子供が生まれるわけない」って思考で、明に対して毒親になっちまってたのか!
悲しいのはぬけない(迫真)
界隈もドン引きの展開だからちくしょう!
母親の風俗堕ちは見たくねェ・・・
ソープ堕ちした母親に迫られるとか息子にとって地獄すぎるだろ…
そりゃ捕まるわ…
お母さん、ノースリーブのキャバ嬢ドレスか
脇毛の処理も完璧っぽいな
ん!? ここに母親がいるって事は篤お兄さんも知ってるって事なんだよね