週刊ヤングマガジン2025年47号掲載。
作者は南勝久先生。
あらすじ
大西公園で落ち合った佐藤兄妹―――。洋子から、ある殺し屋がファブルを捜しているという情報を教えられ―――
感想
一流の使い手・・・・?
知らない殺し屋は一流か三流―――。三流の殺し屋なら―――有名になれるほどの腕はない、すぐ消される、限界を知ってさっさと引退する、なので知らない―――。一流の殺し屋なら―――相手をきっちり始末して存在を知られないので知らない―――。二流は有名―――? ルーマーに雇われていたアートの男は、裏社会ではやり方を知られているように言っていたから二流なんだろうか―――?
ハサミの兄弟という呼び名―――。2つの刃物で斬るということでハサミ―――? 2人が揃うと切れ味バツグンだが―――どちらかが欠けると一気に切れ味が落ちる―――。そういうことでハサミの兄弟なんだろうか―――? それとも―――殺し屋としての能力が安定して高いけど普段の生活は不安定なサクを、上手く扱えるのはギューだけ―――馬鹿とハサミは使いよう―――ギューはサクを上手く使うということでハサミの兄弟―――? そういうバカにした理由で名付けられたのなら、あの兄弟を「ハサミの兄弟」って呼んだだけでブチ切れそうやな―――。
一流の指導者・・・・?
ハサミの兄弟に部下がやられたから、山岡は殺し屋としてのメンツを保つため―――殺し屋の殺し屋になったというわけか―――。鍛えた部下が使えるかどうか、慣らし運転がてら軽い任務を与えてみたら―――約14人がやられてしまったというわけか―――。その14人に注目されているが―――あとの14人は―――? 訓練で死んだ―――? 30人中14人も訓練で死んだのなら・・・・。指導者としてのメンツは―――? 佐藤にアザミとユーカリを戦わせたい―――ボスの命令に逆らってまでそう行動したから、指導者として―――多少の自信はあったんだろう―――。元自衛隊のやつをスカウトして挽回しようとしていた―――? それともボスが最高傑作とまでいう佐藤をアザミとユーカリが超えることで指導者としてのメンツも取り戻そうとしていた―――?
とにかく―――ギューとサクに部下が14人消されたことで、山岡は殺し屋の殺し屋になったり、部下の育成の正しさを証明しようとしたりするようになったのか―――? ギューとサクの影響で、マツが山岡と出会うことになったり、山岡が太平市に行くことにもなり―――いろいろと繋がってくる―――。
一流のやり方・・・・?
ろくに下調べもしないまま佐藤を乗り込まさせた―――。相手は銃を持っているとはいえ素人に毛が生えたぐらいの奴らだろうけど―――それでも危険はある―――。ユーカリが水野の倉庫に乗り込む時もマツに説明させていた―――。何人いるか知らないまま、建物内をよく知らないまま乗り込ませる―――それよりもハサミの兄弟と接触するほうが危険だと判断したから強硬させた―――。サクはそこまでの奴なのか―――。
佐藤は最強を目指していたわけじゃないからな―――。無敵とは思っていないから、色々と準備したりする―――。オモチャレベルの拳銃でヤクザが揉め事起こしているところに乗り込んだりするけど―――。あれだけでなく、殺し屋のプロと戦うとわかっていても、殺し屋組織の幹部・山岡と戦うとわかっていてもあの銃を持っていくだけだから―――周りからしてみたら、無敵やん―――!と思ってしまう―――。相手や持っている武器が強かった場合、作戦遂行が無理だと判断すれば、プロだとしても逃げればいい―――。生き残れる殺し屋も一流と言える―――。でも今回は相手から狙われている―――。いろいろと繋がってふつうの生活を送れるようになったが、過去の繋がりはまだ切れない―――。おでこトントンして切り替えられたらいいんだけど―――・・・・。