週刊ヤングマガジン2025年46号掲載。
作者は南勝久先生。
あらすじ
クロとキックの久しぶりの再会に暗雲が―――・・・・。そして佐藤兄妹の久しぶりの再会にも何やら暗雲が漂いだしてきそうで・・・・。
感想
去った男・・・・。
キックはマジで逃げるのかよ―――! 貴重な戦力が・・・・。ミサキを救うためか、自分の前歯数本守るためか―――。ミサキは自分の彼女でもないし、そら自分の前歯守るもんな―――。クロは真黒組を辞めたから、今回出会わなければもう逃げ切れる―――? この判断はありか―――? でもこういうところがキックボクシングの西日本のチャンピオンになりながらも選手として―――大成できなかったところか―――・・・・。
去ったはずの男・・・・。
あぶね―――! キックは誠心誠意謝って、コング捜索を熱心に手伝えば許してもらえるんちゃう? ヤクザ辞めたことだし、今までの付き合いもあるし、なんだかんだ許してもらえるやろ~と思っていたら・・・・前歯数本じゃなくて顎の骨かよ―――! 高橋の想像を超えていた―――! それに他の候補は前歯全滅、鼻骨陥没・・・・。前歯も鼻骨もキックボクシングをやっていたら折れた経験があるかもしれない―――。その3つの候補の中では顎が一番折れたことがある可能性が低いだろう―――。無事に残っている部分であろう箇所を壊す・・・・。元ヤクザ怖い・・・・。「手に馴染みすぎて―――」、メリケンサックを付けることだけでなく、このやり返し方―――看板に傷をつけられた時の落とし前の取らせ方も慣れているんだろう―――。黒塩遼のお母さん、見ていますか? 息子さんはまだヤクザの垢が落とせていません・・・・。
噂(ルーマー)と戦った公園で
噂話する女・・・・。
元ヤクザがメリケンサックという危ないものを着けていたが、元プロはマジックハンドで危ないことをしていた・・・・。洋子の服装がなんの色気もないけど、タコちゃんを落とすために普段の服装からも気をつけるべきでは―――? でも佐藤兄妹の会話は、なんか本当の兄妹の久しぶりの再会みたいな感じやな~。そして佐藤がミサキから色々聞いているってことは、佐藤夫婦も普通の夫婦のように会話がある証―――。ミサキも洋子も喋り過ぎのようにもみえるが、女友達同士ならこれぐらいはふつうのことか―――。ミサキも洋子もお互いに気を許している―――。ふつうに接してくれているミサキのおかげで佐藤兄妹が表社会に馴染みやすいようになっている―――。ミサキは佐藤兄妹と出会ったことで裏社会の者から救ってもらっていたが―――佐藤兄妹もミサキと出会ったことで救われていた―――。
去りたい女・・・・。
公園での兄妹の平和な会話から一変・・・・。平和な公園で裏の仕事をしたあの時のようにまた引きずり込まれていく―――。大西公園に人が全然いないのは、あの夜に怪我人や死人が多数出たっていう謎の出来事が起こったせい―――? 第2部の最後で佐々木(元・鈴木、現・?)が見た時にはふつうに人はいたが、あの時は出来事の噂が広まる前か―――? 表向きは半グレが揉めたってことになっていたが・・・・。ミサキが見ていたのはクロがキックを襲う未来を暗示していた―――? それとも佐藤兄妹に襲いかかるギュー・サク兄弟の暗示―――? それともミサキ自身の―――? 逃げられる翼があれば―――そういえばキックが車から飛び出した時の姿は翼が生えたかのように軽やかやったな~。