金剛のアジトを目指す明、鮫島、吉川、勝次、ネズミ。
亡者になった吉川の案内で大涌谷からロープウェイでアジトを目指す。
その道中に邪鬼のエテ公が追いかけてきた。
あらすじ
ロープウェイに乗って大涌谷を降りていく明達。
外を眺める勝次「高いなァ。こんな高さから落ちたら死んじゃうよ」
鮫島「まァ 手足も吹っ飛んでまさに木っ端微塵だろな」
エテ公の足音を聞きつけるネズミ「ほらやっぱり聞こえた!! エテ公だよ!! アイツが追って来てんだよ!!」
鮫島「この高さで遭遇したら手も足も出ないぞ」
明も足音に気付く。「確かに足音のような音がする上に何やら喋り声のようなものが…」
エテ公「オン… ナ…」
明、鮫島「!!」
鮫島「来やがった… マジだエテ公…」
ネズミ「こんな宙に浮いてちゃ何もできないィィ!! 喰われるのを待つしかないのかよ!!」
明「声を出すな。黙ってやり過ごすしかない」
エテ公が明達が乗ったゴンドラのところまで来る。
鮫島(頼む このまま通り過ぎてくれ!!)
エテ公は尻尾でロープウェイのワイヤーを叩く。
ゴンドラが激しく揺れ、明達は声を出してしまう。
エテ公がジャンプし、ゴンドラを丸ごと喰おうとするが届かない。
「助かった。エテ公のジャンプじゃ口が届かねェみたいだ」
鮫島「アイツがバカでよかった。叩き落とすとかじゃなくて直接ゴンドラを喰おうとするとはな」
突然走り出すエテ公「オンナァァァァ!!」
エテ公はゴンドラから離れていく。
鮫島「助かった… のか?」
勝次「エテ公… 一体どこへ…」
エテ公は先回りをしていて、明達のゴンドラの前に立ちふさがる。
明「ちくしょう… 正面に…」
感想
ひいいいい こんな後ろ向きなんて アイツ頭がわいてんのか?
勝次「高いなァ。こんな高さから落ちたら死んじゃうよ」
小4なのにロープウェイ乗っても、死んじゃうとか悪い方向に考える勝次。これまで悲惨なことが続きまくったから悪い方向にしか考えられなくなってるのかなァ… 辛ェなァ… この後の鮫島「木っ端微塵だろうな」とかはフリなのかァ? 誰か落ちてしまうのかァ?
黙ってやり過ごすしかない
頼むこのまま通り過ぎてくれ
邪鬼から隠れてやり過ごそうとしたのを何度見たことか… そして毎回見つかる… それに今回はエテ公が匂いを追って来たんだから、静かにしても仕方ないからちくしょう!!
それにしても、硫黄と膿の匂いもするはずなのに女の匂いを嗅ぎつけたエテ公、ありえねェ!! これだけ執着するってことはこの大涌谷周辺には他の女はいないのか!! 亡者になった女でも逃さないエテ公。
地面「大丈夫だ 衝撃ごとき 何人来ようと蹴散らしたるわ」
ゴンドラに喰い付こうとしてジャンプしたが届かずに地面に叩きつけられたエテ公。あのデカさのエテ公が落ちたらスゴイ衝撃で揺れが超凄そうだけど。
地面「あ、いえいえ大丈夫です」
まともな武器が一個もない こんなんでエテ公とやらにちゃんと立ち向かえるのやら
エテ公が正面に来て逃げられなくなったけどどう戦うのかなァ? 武器は明の仕込み刀と鮫島のバカデカイ斧、勝次の銃しかないが。この状況では「邪鬼と戦うにはもっと大きな武器がいる」できないし… それに明単独ではなく、勝次と母ちゃんを守りながらの戦いになるからどうするのか。明がまた化け物じみた戦いを魅せるのかなァ?