【彼岸島48日後…】124話「ステーキ」お前の母親は亡者になっちまったことがクソまずかったぜ！　ヘドが出るほどな!!

金剛のアジト「明治屋ホテル」に着いた明、鮫島、勝次、ネズミ、亡者になった吉川達。
明治屋ホテル内にもう一人の金剛を勝次と鮫島とともに戦い、とどめを刺した吉川。
でけェ金剛と戦う明はついに決着をつけた！

 

あらすじ

ガソリンスタンドの爆発に巻き込まれて身体が燃え上がる金剛。

金剛の首を落とす明。

それを見ていた鮫島達「ついに勝ったぞ!!」「明が金剛を倒したぞォォ!!」

明治屋ホテルの食堂

ステーキを食う勝次「うめェなァ。ここ　なんでもあんのかよ!!」

鮫島「吸血鬼どもの食料が貯蔵されてたからな。とんだ戦利品だよ」

明「鮫島、お前の弟はどこにいるんだ？」

鮫島「さっき女たいに聞いた。近くの建物に監禁されているらしい。あとで彼女たちに弟ン所案内してもらうんだがお前も来るか？」

明「おう」

勝次「なァ　ハゲ。母ちゃん見なかったか？」

鮫島「そういえば見てないな」

金剛にとらわれていた女達「上の階に一人で上って行くのを見ましたよ」

勝次「ちょっと捜しに行ってくる」

鮫島「クソガキ　俺も行く」

上階

金剛が壊して壁が無くなった上階にいる吉川。

勝次「!!　いた!!　こんな所で何やってんだよ。危ないよ!!」

吉川「カツ…ジ…　ココニ…　オイデ…　カァサント…イッショニ…スワロ…」

吉川の横に座る勝次。鮫島は離れた所に座って見守る。

吉川「ホシガ…キレイネ…　アナタハ…嫌ナ事ガアルト…イツモ空ヲ見テタ…　私ガイナクナッテモ…星がアレバ大丈夫ネ…」

勝次「何言ってんだよ母ちゃん！」

吉川「ワタシノ…フクシュウハ…オワリ…　ダカラ…ラクニサセテ…」

勝次「バカな事言うなよ!!　せっかく金剛も倒したんじゃないか。一緒に生きてこうよ!!　正気じゃなくたっていいよ!!　どんなだって母ちゃんは俺の母ちゃんだよ!!」

吉川「ヒトツダケ…　オネガイガ…アルノ…　約束シテ　一人デモ…生キテイケルッテ…」

勝次「嫌だよ!!　無理だよ!!　母ちゃん死なないでくれよ!!」

吉川の顔から亡者の頭が飛び出した。

吉川「寄ラナイデ!!　コレ以上醜態ヲ…サラシタクナイ…」

吉川はフロアの端まで行く。

勝次「母ちゃん。俺頑張るよ。強く生きるよ。寂しくなったら星を見るから」

吉川はホテルから飛び降りる。

感想

酷ェ!!　なんだコイツ　感動回なのにサブタイトルが超酷ェぞ!!

前回、雅の片腕の金剛と決着つけた回なのにサブタイトルが「下顎」。今回、山本親子の悲しい話なのにサブタイトルが「ステーキ」。先生ェは頭がおかしいんじゃねェのか？　ありえねェ！大事な回でもサブタイトルが適当なんてありえねェ!!

金剛「ちゃんと効いておったのか？　ワシの攻撃を」

勝次「すげェよ明。信じられねェよ!!　あんな化け物、本当に倒しちゃった!!」
ホントに信じられねェよ！あんなのに勝つなんて!!
金剛との戦いで明が受けたダメージ。
金剛に蹴られ…

コンクリートの塊をぶつけられ…

かかとで蹴られ…

小枝が刺さり…

金剛と一緒に落下して…

ピクピクしちまって、いくら明でもこれで終わりなのかァ？ってトコから逆転できるなんて思わねェよ！　明はアマルガムより化け物じゃねェのか？

奴らのアジトに食い物がいっぱいありましたよ!!

ステーキを食べる勝次。

ステーキだけなら肉を焼くだけで出来るが（なんでまだ肉あんの？何の肉？って疑問もあるが）、ニンニクをスライスして乗せてたりパセリやポテトが添えてあったりちゃんとしすぎじゃねェか！　このホテルにはシェフも残ってたりすんのか？　って、エロ金剛に捕らわれていた女が作ったのかよ。
それを知った勝次が「最高だよお姉ちゃん！　良い嫁さんになれるぜ」って…

小学生が言うセリフかよ。

まともに覚えてるのが一人もいない
こんなんで精二とやらをちゃんと助けられるのやら

こんな時にも母ちゃんはトカゲを喰ってるじゃねェか。彼岸島にいる亡者は森で昆虫とか喰ってるらしいけど、それは亡者が嫌われ者で人がいない森にいるから仕方なく虫を食ったりしてると思ってたけど…　母ちゃんにもステーキを食わせてやれよ。勝次はステーキを目の前にして母ちゃんを忘れちまったのか？　それとも亡者は膿を出して臭ェから食堂に入れてもらえねェのか？　そうだったら辛ェなぁ…
鮫島は弟のこと忘れてんのかァ？　明のほうから言い出してるじゃねェか。弟の事を心配せずにステーキ持って笑顔になってんじゃねェよ！

弟の精二が近くの建物に監禁されてるなら、先に助けに行こうとか思わねェのか？　精二はステーキ食うどころか酷ェ目にあっちまってるかも知れねェのに。心配しねェですむ程、弟の精二はそんなに強ェのか？

親子には遠慮するのかよ。「俺は今が楽しくてしょうがねェんだよ　好きに生きてりゃ英雄扱いだ　こんな楽しい世界はねェよ」って言ってた奴とは思えねェ！

久々の亡者だ
この代償は高くつく…

吉川が亡者になっちまっていつかはこうゆう時が来るとは思ったが…　勝次も今まで小学生じゃねェだろっていう胆力を見せていたが、母ちゃんの最期となると一人の子供に戻っちまって…
顔から亡者の頭が出てもまだ勝次を気遣う吉川を見るのは辛ェなぁ…　吉川が飛び降りる所をあえて描かねェ先生ェの憎い演出。

旧姓は「吉川」で今は「山本」なのは判明してたけど、下の名前はゆり子だったのかよ。最後になって名前を知るなんて辛ェなァ…　そもそも吉川って呼んでいたのは、アンチエイジングした吸血鬼達であるんだよなァ…　さらにエロ金剛にアンチエイジングされちまうし、亡者にされちまった吉川…　勝次が、亡者になったのが母ちゃんだと分かるのがよりによって吸血鬼の噛み跡だったり…　吸血鬼ウィルスがバラ撒かれる前は、結婚して子供も出来て幸せな生活をしてただろうに…