【彼岸島48日後…】211話「狐面の下」この鳥が仕込み刀は覚えてても油断した事はすぐ忘れちまうからちくしょう!!

投稿日：2019年7月29日

吸血鬼達の武闘会に参戦した明。
決勝戦で姑獲鳥と戦う事に。狐面で顔を隠して戦っていたが、刀が折れてしまう。追い込まれた明は仕込み刀を出してしまった。

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あらすじ

鮫島「やべェよ…　姑獲鳥に刀が見つかっちまった…」
ネズミ「ひいいいい　人間だってバレちゃうゥゥ」

姑獲鳥「その仕込み刀…　見覚えがある…　お前の正体はあの宮本明か」

吸血鬼達は宮本明の名前を聞き、仮面を取れと騒ぎ出す「人間だったら生かしておかねェぞ」「仮面を取れ狐ェェ!!」「素顔を見せろォォ!!」「ざけんなァァ　クソ人間がァ」

明は無言で狐の面を掴む。狐の面を上にずらし、口を出す。

つばを吐きつけ、姑獲鳥の右目に当てる。

怯んだ姑獲鳥に明は斬りかかる。

矛の柄でガードする姑獲鳥。

姑獲鳥「油断した…　そうだな　これは殺し合いだった…　お前の正体の事は殺した後に仮面を剥ぎ取ればいい」

明は切りかかり、姑獲鳥は矛で応戦。明は空いている左手で観客席を外し、姑獲鳥に投げつける。

姑獲鳥は再び怯み、明が斬りつけるが、また矛でガードされてしまう。

狐は仕込み刀を出してから動きがよくなり出し、観客の吸血鬼達は興奮しだした「俺ァこの試合がもっと見てェんだ!!」「行けェェ!!　姑獲鳥様ァァ!!」観客は湧き出した。

鮫島「とんでもねェな明の奴。完全に客を引き込みやがった。吸血鬼どもが人間かどうかを気にしなくなってんだぜ」

鮫島達も応援しだす。
左吉「行けー!!　狐ェェ!!」
ユカポン「頑張って　狐さん!!」
鮫島「殺っちまえ!!　狐ェェ!!」

感想

この吸血鬼達が
ワガママだからちくしょう

狐が人間かもしれねェって事で急に文句を言い出す吸血鬼達。あれだけ狐の強さに惚れ込んでたじゃねェか。トリの化け物の姿をした姑獲鳥より、吸血鬼にキバが無いだけの人間のほうが親しみが湧くもんじゃねェのかよ。吸血鬼達もついこの間までは人間だったのに…　それに斧神が仮面を取ったら化け物の姿だったから、吸血鬼達は石を投げつけてたじゃねェか！

人間は嫌、
化け物の姿の斧神も嫌

姑獲鳥はセーフ、
このアマルガムもセーフ

吸血鬼達の基準がワケわからねェ!!　このアマルガムがOKなら斧神もOKじゃねェか！　コイツなんて化け物の姿のうえに、大鎌持って化粧廻ししてるとか訳わからねェ格好してるぞ？　こいつらの仲間意識の基準が分からねェ!!

やめんか
人にはそれぞれ過去があるんじゃ

姑獲鳥の目にツバを吐きかけた明だが…　ツバの命中精度が超高ェ！

普通なら激しい運動の最中なんだからツバなんてなかなか出ねェのに！　それになにより、狐面をズラしたことによって前が見えねェ状態なのに！　コイツ、当てやがったぞ!!

コイツが宮本明
家は青果店
見ての通り
スイカの種飛ばしで鍛えられた奴だ

今までオリンピックで色んな種目で金メダル取れるんじゃねェのか？という動きを見せた明だったが、スイカのタネ飛ばし大会でまで優勝を狙えるとは!!　なんたる才能の宝庫。でも明は青果店を継ぐことは考えずに小説家志望だったんだが…　

コイツが宮本明
元は小説家志望
見ての通り
もう夢は叶わなくなった悲しい奴だ

平和な世の中だったら小説家の夢は叶ったかどうかはわからねェが、これから平和になったとしたら得意の空想・妄想をしなくても自伝を書くだけで売れるんじゃねェのか？　でも彼岸島に渡る前からの友達は死んじまったし…　ユキを自分手のでとどめを刺しちまったし…　生き残っている可能性がある、昔の友達は加藤だけだし…　救世主という仮面の下は孤独なのかァ？　辛ェなァ…　元アイドルのユカポンがもうドームでライブできねェと泣いていたが、小説家志望の明がドームの観客を湧かせるとはなんたる皮肉。