前回、緑郎を病院から連れ出し、双亡亭を壊しに行こうとする青一。緑郎を取り戻すべく、凧葉と紅が青一に追いついた。
あらすじ
紅、緑郎を取り戻すべし
紅(外見は子供… でも、腕が螺旋状に回転しち攻撃すう… 私が今までん祓った、どげな蠱物(まじもん)にも似ちょらん!でも、柘植ん<刀巫覡>は臆さん。引かん!)
(ドリル状ん腕を上に逸らし、両足を刺しち動きを止める!)
青一が腕をドリルにして紅を攻撃!
紅は小太刀で受け流そうとするが、霊力が吸い取られる!
なんとか攻撃を逸らし、小太刀で攻撃する紅!!
紅(転害正行ん業物、霊力<吐月>が刺さらん!)
青一、硬え!
今度は青一の膝がドリルになり攻撃!
紅は攻撃を避け、青一の背後を攻撃!!
その時、青一の背中からドリルが!!!
二人がぶつかりそうになった瞬間、
青一を緑郎が、紅を凧葉が止めに入る。
宿木、青一を追うべし
一方、宿木達、特殊災害対策室が緑郎と青一を追うべく、病院を出る。
緑郎と話し合うべし
緑郎「ゴメンよう~ でも…お姉ちゃんなんだよう… 姉弟なんだよ…」
青一「キョウ…ダイ…?ボク…ニモ…イタ… キョウダイ…」
紅「何するんかーっ!?」
凧葉「ああしなかったら おまえ、死んでたろうがよ~ 相手はカラダを硬くできるドリル怪人じゃねーか!勝てねーって!」
紅「<刀巫覡>は異類を調伏する!」
凧葉の言うことを聞かず、青一を攻撃する紅。
紅の刀を避けない青一。首と胸に刀が刺さるもダメージ無さそう。
呟く青一「キョウ…ダイ…ハ…ナカヨク…」
青一「ケンカシチャ…ダメヨ…セイチャン…」
凧葉「それ…ひょっとして…おまえの母ちゃんの言ってたコトかよ…?」
「カア…チャン…」一人で去ろうとする青一。
青一と一緒に行こうとする緑郎を止める紅「どこ行くん?緑郎…姉ちゃんが来たんよ… もう大丈夫なんよ」
緑郎「お姉ちゃん来てくれて…ボク、とってもうれしいよ…でも…大丈夫なんかじゃない!!」
緑郎「パパはあの家に食べられちゃったんだよ。ボクはあの<そうぼうてい>にふくしゅうするんだ!!」
反論する紅「緑郎、アンタ…何言いよん…」凧葉「バッキャロ!緑郎、何言ってんだよ!?」
凧葉「オレが<双亡亭>を探検したいよなって言ったから…おまえはこんなコトになったのかよ…」
緑郎「もうわからないよ…でも、ワルいのは<そうぼうてい>に行ったボクだよ…」
紅「緑郎は悪くない!じゃ、姉ちゃんが<双亡亭>に復讐しちゃるけん、アンタは…」
緑郎「姉ちゃんじゃ…勝てないんだよ…」
「勝てるのは…きっと…」青一を見る緑郎。
そこへ『特殊災害対策室』の職員が乗った車が向かってくる。
緑郎「あの連中だ!連れてって!せいいちくん!ボクも<そうぼうてい>を壊すんだ!」
青一の手が伸び、緑郎を掴み、連れて行く…
感想
ドリル怪人・青一
青一強え!
手足や膝は突起してるからドリル状になるのも分かるが、背中からもドリル!
お前はヤドカリか!!背中の何がどう回転してるんだ?
手足が伸び、ドリル状になって攻撃でき、しかも意識したら紅が使う刀も刺さらない防御力。硬化しなくても刀が首に刺さろうとも効かない。さらにドリルには霊力を吸い取る能力まで!青一、異形の者過ぎる。緑郎が言うように、この「ドリル怪人」なら双亡亭を壊せるかも…
凧葉はいつの時代の人間だよ?
紅を呼ぶときの凧葉の「ジョガクセー」ってなんだよ。凧葉は美大を卒業仕立てだから22歳ぐらいだろうに、この古臭い呼び方…
双亡亭への執念
緑郎は凧葉や紅と普通の会話は出来るが、双亡亭のことになると取り憑かれたように復讐することに拘っている。
紅は父ちゃんが双亡亭に食べられたことを聞かされても緑郎のようにはならなかった。
双亡亭に入った者だけが双亡亭への復讐に取り憑かれるのだろうか。おそらく青一も双亡亭に入った者だろう。
次回は凧葉が双亡亭のことを知っている紅から「双亡亭の謎」を聞く展開だろうか。そろそろ双亡亭がどういうものなのか、ちょっとでもいいから判明してほしい。