【ザ・ファブル　The second contact】26話「ヌードの女・・・・。」本気の勝負の時・・・・。

紅白組のバックにいる組織・ルーマーが、洋子を探し始めた。一方、その洋子は田高田社長にプロポーズをしたが・・・・

あらすじ

オクトパス

洋子「結婚してほしいの―――」

田高田社長はどっきりと思い、カメラを探す。

洋子「ちがうって―――　タコちゃん聞いて―――！　本気なの　アタシ―――」

田高田社長「いつの間に　もう酔ってんのか　おまえは～・・・・」

洋子「一滴も飲んでないわよ　ドシラフよ!!」

田高田社長「変な薬やってんやったら怒るぞォ―――!!」

洋子「やってないッ!!」

田高田社長「とりあえず　シャワーして頭冷やしてこいよ　なんか変やぞ～」

洋子「・・・・・・　わかった―――」

洋子は部屋を出ていく。

田高田社長は素早くスマホを取り、佐藤に電話する「いきなり変な事聞くけどな―――　ヨウコやヨウコ　そう―――・・・・　変な薬やら　殺ってないよなぁ―――・・・・？　おかしいねん　なんか―――・・・・　言動が―――ッ!!」

扉が開き、洋子が立っていたが、一糸まとわぬ全裸だった。

洋子「酔ってもないし―――　変な薬もやってないわ　アタシ本気なの―――　これでわかってくれた？」

固まる田高田社長。

洋子は扉を閉める。

電話の向こうの佐藤「社長―――・・・・　社長―――・・・・　チラッとヨウコには聞いてたんですが―――・・・・　ヨウコは本気です―――　では！」

佐藤は電話を切った

田高田社長「え゛っ!?　オイ！　ちょっと待てよ　切れてやがる!!」

佐藤とミサキの部屋

ミサキ「どうなったの―――？　ねぇ―――」

佐藤「ヨウコが勝負に出た―――」

ミサキ「勝負って何ィ―――!?　ねぇ―――　ヨウコちゃんどうしたの!?」

佐藤「いや―――詳しくは・・・・　なるほど・・・・　女性というのは　こんな話が好きなんやな―――　ヨウコが言ってた―――・・・」

ミサキ「うっ・・・・　いや・・・気になるでしょ！　友達やから～」

街角

高橋が運転する車に乗った海老原は、住宅街の道路に車を停めさせた。

海老原「10分したら迎えにこい―――」

高橋「はい―――」

海老原はある住宅の玄関前に立ち止まった。

スマホで連絡する「俺や―――　今日は上か下か・・・・？　わかった―――」

玄関扉には鍵穴が2つあり、海老原は上の鍵穴に鍵を差し込んで解錠して入っていった。

住居の中は物が散乱していた。

海老原はその中を奥へと入っていく。

海老原はリビングに入った「おい―――　起きれよ―――」

その部屋には一人の男が座っていた。

感想

駆け引きを知らない女・・・・。

田高田社長にプロポーズが信じてもらえない洋子―――。

まぁ疑うよな～。アザミやユーカリが隠れていないか？とか―――。まずカメラ探す―――酔いを疑う―――変な薬をやってないか疑う―――。プロポーズの言葉は信じていないけど、洋子自体の事はちゃんとした人間だと信じている事が窺える―――。洋子が部屋を出た後、速攻佐藤に電話かけ始めるのは笑える～。

洋子はプロポーズの本気度を示すために一糸まとわぬ姿を見せた―――・・・・。

軟体動物の名前で呼ばれているタコちゃんでも固まってしもた―――！　余計に変な薬をやっているかとおもうじゃね～かッ!!　佐藤も洋子は本気ですと伝えて「では！」じゃね～よぉッ!!　この兄妹、一方的に言葉をぶつけるだけになってる―――。恋愛経験のない、中学生みたいな告白の仕方やなぁ～。洋子は今まで色仕掛けをして、潜入したり情報を引き出したりしてきたんだろうけど―――女の裸が武器だいう認識だけがあったのか～？　それを使ってストレートに勝負に出た―――と。佐藤にだけ勝負の仕方を教えていたようだけど、ミサキにもこの勝負方法でいいのか聞いていれば・・・・。娘気分で相手していたのが、いきなりプロポーズしてきて裸を見せてきたら・・・・。

方法はアレやけど～、洋子のアタックだけでなく、佐藤側からも「これは本気だ」と言っておく―――。ターゲットを逃さない―――。この念の入れよう―――。良いコンビネーションやぁ～。

駆け引きをする男・・・・？

海老原は住宅街の中にある一軒の住宅に入り、謎の男と会った―――。

だれや―――？　鍵穴を日によって変えているほど用心している―――。でもその鍵を海老原は持っている―――。海老原が入っていって、両手をポケットに入れたまま「おい―――　起きれよ―――」と声をかけられるぐらい、信頼関係がある間柄―――。裏切るってことはしそうにない奴なのか―――？　コイツはマツの代わりのような奴か―――？　マツは浜田組長の殺しに関わっていて裏切られていたが・・・・。もし武器や違法なものを持っているなら、物が溢れているゴミ屋敷みたいな中に隠すというのは合理的―――。武器のメンテナンスは心配だけど・・・・。侵入者が来ても物音がすぐするから素早く反応できる―――。海老原が入ってきても座っていたけど・・・・。でも武器や道具を入手するだけだと心もとないなぁ～。相手はファブル並の組織だと分かっているから、それ相応の使い手がいないと―――。この男が殺し屋だったりするのか―――？　この緊急事態の時にわざわざ会いに行くってことは、役に立つ奴ってことなんだろうけど―――ファブルに匹敵する腕前の奴がそうそういるとは思えない―――。最後のページの煽り文に「汚れ男」と書かれてあるが、真黒組の汚れ仕事を担当している奴―――？　以前まではマツが汚れ仕事を請け負っていたが―――。

勝負に出た洋子―――。その裏では海老原の勝負の時も近づいている―――。この切り札的存在の男と会ったのは守るためなのか、攻めるためなのか―――。やっぱり真黒組側からも攻めてほしいなぁ～。ヤラレっぱなしじゃなくて、お互いやり合ったほうが面白くなりそう～。男性というのは　こんな話が好きなんや―――。