【彼岸島48日後…】346話「腐れ縁」仲間うちでは　吸血鬼の首を一番飛ばすのが明だった　今でも　あのザンッができるか　首がどこまで飛ぶか　試してみたいよな

周りを堀に囲まれた歌舞伎町にユカポンが連れ去られてしまった。ユカポンを救出するために勝次が単身乗り込んだが、男の吸血鬼達と女の吸血鬼達とで争いが始まっていた。混乱の中、ユカポンと合流することができた勝次は、橋を下ろして明達を呼び入れようと作戦を建てた。小春達の助けもあり、勝次達は制御室にたどり着いて橋を下ろすことに成功したが、男の吸血鬼達の攻撃は激しく…

ちくしょう
見たくないよ
ネタバレされて
絶望するユカ姉ちゃん
なんて見たくないよ

あらすじ

橋は動き出したが、まだ完全に下りきってはいなかった。

小春達は、ユカポンの助っ人が来るということで、それまで耐えようと必死に抵抗する。

百足婆は上半身だけになっていたが、冬美が持ってきたムチを手にして活躍しだした。

百足婆はムチを使って男の吸血鬼達を次々と倒していくが、五本刺青の吸血鬼のハンマーで叩かれ、さらには肩に鉄杭を打ち込まれて地面にうつ伏せ状態で磔にされてしまった。

五本刺青の吸血鬼は百足婆の頭の横にハンマーを当てて「人間だった頃は　よくゴルフに行ってたよ。仲間うちではドライバーを一番飛ばすのが俺だった。今でもあのスイングができるか　首がどこまで飛ぶか　試してみたいよな」

五本刺青の吸血鬼は、百足婆の頭をゴルフボールに見立てて、ハンマーをゴルフクラブに見立ててスイングして打ちだした。百足婆の頭は遠くへと飛んでいってしまった。

五本刺青の吸血鬼は勝次が引き付け、小春は百足婆の頭を追いかけていった。

小春は百足婆の頭を見つけると、百足婆はなんとか生きていて小春に最期の言葉をかけて死んでいった。

女吸血鬼側が劣勢になる中、歌舞伎町の橋が降りきった。

勝次（明が来る！！）
ユカポン（明さんが来る！！　お願い　明さん殺さないで！！　私の友達（小春達）を殺さないで！！）

明は橋を渡り、目の前にいた吸血鬼達を斬り捨てた。
「ようやく入れたな。ここが歌舞伎町か」

感想

貴様！
女を泣かせてどんなプレイだ

小学生の弟が
中学生の姉を
言い聞かせようとしているように見えちまうが
ユカポンは26歳で
勝次とはダブルスコア以上だからちくしょう！

明は吸血鬼ならなんの躊躇もなく斬る！　へ？　勝次の母親の吉川（旧姓で現在は山本）が亡者になっちまっても案内させると行って引き連れて旅してたじゃねェか。小春も何かへ案内すれば助かるんじゃねェのか？　でも小春がどこかへ案内するとしても、明が知りてェ情報は舌喰い様の居場所ぐれェしかねェなァ…

全体攻撃！
彼岸島の世界では
ムチは全体攻撃できる武器なのか！

上半身だけになってしまった百足婆は男吸血鬼達に苦戦していた。しかし冬見がムチを持ってきて、愛用のムチを手にした百足婆。

この彼岸島の世界は、どんな武器でもブンッと投げりャァ、ガッてしっかりキャッチしやがるな。

重てェ鉄パイプ製の槍を軽くキャッチ！

刃がむき出しの仕込み刀を素手でキャッチ！

納得できねェ！
小春のナイフキャッチだけは
納得できねェ！

ムチを手にした百足婆は、男吸血鬼を次々とやっつけていった。

上半身の力だけでなく、下半身が地面をしっかりと踏ん張ってこそ、ムチを振る威力がアップするんじゃねェのか？　なのに…百足婆は腕の力だけのはずなのにムチの威力超すげェ！　2本の足がねェのに超すげェぞ！

やめんか
2つの垂れ乳が接地して
2本の脚の役割をしているんじゃ

このフォームが
パター打つ時みてェな
構え方だからちくしょう！

五本刺青の吸血鬼は、百足婆をうつ伏せに磔にして、ゴルフの要領で百足婆の頭を振り抜いた。

得意なスポーツはゴルフ！
ヘアスタイルは襟足伸ばし！
コイツはジャンボ○崎 並の腕前に違いねェ！

頭は遠くへ飛ばされてしまった。小春は百足婆なら頭だけになってもまだ生きていると信じて追いかけていった。

絶望してから次のコマでは希望を信じて走り出してやがる！　小春の切り替え超早ェ！　婆の生命力への信頼が超すげェ！　邪鬼になっちまった師匠でも、頭だけになっちまったら雅にサッカーボールのように蹴られちまったのに！　百足婆は頭だけでも生きれるのかァ？　逆アンパンマンかよ！

百足婆は頭だけでもまだなんとか生きていたが、小春に最期の言葉を残して息絶えてしまった。

百足婆が息絶えて、小春の呼びかけに百足婆から返事が返ってこねェコマでシーンって…　この擬音のせいで感動的なシーンが台無しだからちくしょう！　百足婆と小春の出会いや、小春の今後を気遣う婆の優しさとか良いシーンだったのに…　そこは擬音無しでも伝わるじゃねェか！　同じように頭だけにされちまった師匠が息絶えちまったシーンでは擬音無しで表現していたというのに！　ンだよ、このクソ表現方法！

マジかよ　お前！！
松本光司　マジかよ！！
ちきしょう
自身の表現力にもっと自信もってくれよ！！

一度くらい
吸血鬼を見逃しても
バチは当たらんぞ…

小春が百足婆の頭を追いかけるようにするため、勝次が五本刺青の吸血鬼を引き付けていた。

五本のハゲと勝次が対峙！　でも戦いが一切動いてねェ！　どっちも怪我が増えてねェ！　こっちのコマに合う擬音がシーンじゃねェか！

歌舞伎町への橋が完全に降りきり、ついに明達が歌舞伎町に踏み入れてきた。

早くもたたっ斬ってやがる！　斬りつけるコマも省略するほど超早ェ！　容赦がねェ！　コイツ、ホントに容赦がねェ！！　噂通り超強ェ！

橋が繋がっちまったが
女吸血鬼達の
首が繋がらねェことに
なるからちくしょう！

辛ェなァ…　小春達は助けが来ると思い希望に目が輝く。明達はようやくユカポンを助けられると希望で目が輝く。両方の立場を知っていて行く末を案じているユカポンと勝次は涙を流し…　今は小春達がなんとか凌いでいるだけでこのままだとやられちまう。だから明達を入れねェわけにはいかねェし、だけど明を入れると小春達も明に斬られちまう…　女吸血鬼達が、今回散っていった百足婆も含めて、生きるために戦い、仲間を生かすために命を張り、ユカポンの助っ人が来ることに希望に目を輝かせてんのが余計に辛ェ…　くゥ　こんな生き生きとした奴らを明は斬れんのかァ？

早速　生きの良い吸血鬼を
秒速で斬ってやがるからちくしょう！