血の楽園に入れた勝次だったが、仲間と逸れてしまった。変異した左腕・ヒー坊が、激痛を伴うが勝手に吸血鬼を倒してくれるので生き延びていた。吸血鬼の警察官から隠れている所に吸血鬼の子供・ゆう太が話しかけてきて、匿ってもらえる事になった。
どうしたんだよ
怒ってんのか?
大丈夫だって
お前もネタバレ見ればわかるって
来いよ 勝っちゃん
仲間だろ
あらすじ
血の楽園内
血の楽園の上級地区専用住居に案内された勝次。
マンションのエレベーターで9階まで上がり、ゆう太の部屋に囲い込まれることとなった。
ゆう太「ここからは家族が寝てるから静かにな。お前 かくまう事 親にバレたら 殺されちまう」
静かに裕太の部屋に入ると、吸血鬼ウィルスがばらまかれる前の世界のような普通の勉強部屋でテレビも置いてあった。
テレビは昔の録画を適当に放送されているのだという。
勝次(思えば ここの吸血鬼たちは みんな人間だった頃のマネをして生活してるよな。もしかしたら吸血鬼はみな 人間だった頃の平和に憧れているのかもしれない)
ゆう太が言うには、この生活基盤を作ったのは豹丸様。吸血鬼たちが無政府状態だったのを嘆き、生き甲斐を作ると秩序が生まれると考えこの血の楽園のシステムを作ったという。
ゆう太「人間だった頃の生活は最高じゃないか これ以上の幸せなんてないよ」
勝次(こんなに屈託なく笑えるなんて コイツ いいヤツだな)
ゆう太の弟は変異してしまって投身自殺をしてしまった。変異した部分が勝次に似ているので弟を思い出して助けたという。
勝次とゆう太が仲良く喋っていると、窓がコンコンと叩かれた。
ゆう太「友達だ! 誘いに来やがった 遊びに行こうぜ」
外に出た勝次とゆう太は、ゆう太の友達4人と合流した。
ゆう太質は勝次に目的を内緒にして歩き出した「まァみてなって 喜ぶぜ」「うますぎて やみつきになるぜ」
ゆう太たちは誰も使っていない地下駐車場に入っていった。
その奥に檻に入れられた人間の子供がいた。
ゆう太の友達「親父のコネを使って 人間のテント場から さらって来て飼ってんだ 生の血はうめェぞ」
ゆう太たちは人間の子供の手足にかぶり付き、血を吸い出した。
友達が出来たと思っていた勝次はショックを受ける「そんな… そん…」
ゆう太「どうした勝っちゃん お前も血ィ吸えよ!!」
勝次「やめてくれよ ゆう太… そんな事言わないでくれよ… しょせん 人間と吸血鬼がわかり合うなんて 無理だったってのかよ… こんな事、見過ごせるわけないだろバカ!!」
勝次の変異した左腕から伸びた触手は、勝次の意思を感じたかのようにゆう太以外の4人の頭を貫通してしまった。
勝次「ゆう太 こんな事になっちまってごめんな 俺 もう行くわ」
怯えるゆう太「ヒイイイイ 化け物ォォ」
勝次は人間の子供を檻から出してやって、その場を離れた。
勝次「こんな街 間違ってるよ。全部ぶっ壊さなきゃ駄目だ」
血の楽園の外壁
血の楽園にまだ侵入できていない明と鮫島は、吸血鬼たちが持っていたとりもち棒で壁に張り付きながら登っていた。
鮫島「とりもち使って 壁をよじ登るってのは いいアイディアだけど きつすぎんだろ」
明「我慢しろ もう少しで頂上だ 待ってろ みんな すぐに行く」
感想
あったよ!
巻中カラーの扉絵が!!
今週は巻中カラー! めでてェ!!
「血の楽園へ、ようこそ」ってコイツは血の楽園に入れなくて無法地帯にいたヤツじゃねェか! しかも鮫島にあっさりやられやがったヤツ! なんたる誇大広告!! このページで宣伝している単行本第30巻も胡散臭くなっちまう!!
しょせん
売れっ子漫画家が
庶民の生活をわかり合うなんて
無理だったってのかよ…
ゆう太のマンションへ案内される勝次。ゆう太は9階のボタンを押す。勝次はこころの中で「エレベーターがあんのかよ」と驚いていた。
出会ったばかりだとしても
仲良く喋っていた子供同士なのに
エレベーター内では無言になっちまう
謎の現象が
起こっちまうからちくしょう!
そらマンションは文明崩壊の前に建てられた物なんだからエレベーターは普通にあるだろ! そこは「動くのかよ」じゃねェのか? 勝次は国語は苦手だったに違いねェ。
テレビが過去の録画を流していることや、豹丸がこの血の楽園の社会システムを作り上げたこと、ゆう太の変異してしまった弟の話などをしていると、話は弾んで勝次とゆう太は仲良くなっていった。
もう仲良くなってやがる。子供は仲が良くなるのが早ェからな。
「ほう」とか「ほざけ」とか本当に現代の小学生の会話かよ! リアルさがまったくねェ!! 先生ェは子供の時の会話を思い出してくだされェェ!!
やめらんねェよ 気をつけにゃ
これ以上特徴足したら
読者が混乱してどやされる
血の楽園の社会システムは、豹丸様が吸血鬼に生き甲斐を作れば秩序が保てると思い、努力をすれば良い地位に上り詰めることが出来る生き甲斐を作った。
コイツが豹丸様
顔は隈取
上半身はヒョウ柄
下半身は虎
頭はキレ者
見ての通り
キャラ特徴が渋滞している奴だ
豹丸様やるじゃねェか! 民を率いる方法をよく熟知してなさる! ミサイルを喰っちまう邪鬼を捕獲していた様子だと、力はあるが頭は足りねェヤツに見えたんだが、実際はキレ者じゃねェか! でもなんで吸血鬼になっちまったら無政府状態になっちまうんだ? 定期的に血が欲しくなるだけで普通に生活してるんじゃねェのか? 明の兄貴・篤の村は年寄りばかりだったけど、定期的に篤が血を持ってきていただけで普通に田を耕して生活してたじゃねェか。吸血鬼ウィルスには力は3倍になるが、知能は反比例して3分の1になっちまう作用でもあんのかァ? でも彼岸島でも蚊の研究室・培養室とか作られてあったから頭の良いやつもいそうなんだが…
ゆう太の弟は変異して化け物の姿になってしまったので投身自殺をしたという。勝次の変異した腕を見ると弟を思い出すので思わず助けてしまったらしい。
さらっと弟が飛び降り自殺したことを言いやがった! 勝次も母親(旧姓:吉川)が化け物になっちまって飛び降り自殺しちまったというのにショックを受けてねェ… 変異しちまった腕もよくわからねェ生き物みたいだなって、気にしてねェ! 子供の順応性の高さよ。この順応性の高さならゆう太の変異しちまった弟とも仲良く暮らせたんじゃねェのか? 顔だけの変異なら鮫島の弟のようにホッケーの仮面を被っただけで生活出来たんだが… この漫画は主人公の明以外の弟、弟分である佐吉含め、ろくな目に合わねェなァ…
窓をコンコンと鳴らされた。それはゆう太の友達が誘いに来た合図だった。
勉強机の椅子からは
見にくい方向にテレビが向いてやがる!
コイツはまじめに勉強しているに違いねェ!!
へ? ゆう太の部屋に来る際、エレベーターでは9階のボタンを押していたんだが… ゆう太の部屋は9階にあるんじゃねェのかァ? この後に窓を開けて友達と顔を合わせたんじゃねェから、ベランダに来た友達がノックしたっていうワケではねェ。もしかしてゆう太の友達は9階の窓に小石を投げ当てて合図したっていうのかァ!? 吸血鬼になっちまったから腕力は3倍になってるから届くとしても、9階の窓に当てつつも窓を割らねェような威力ということでかなりのスピード調整が必要だぞ? しかも9階の小さな窓にコンコンと2回連続で当てるコントロールの良さ! 友達が化け物じゃねェか!!
SDGsとは
S すげェでけェ丸太で
D 大嫌いな吸血鬼を
G ガツンガツンと叩き潰しちまう
s スマヌスマヌと言いつつも
の略じゃねェのかよ!
変異した勝次の腕を見て、ゆう太の友達は「気持ち悪ィな」と言ったが、ゆう太が「バカにするな」と庇った。
こんな腕が「気持ち悪ィな」で済むのかよ! 下手したらヒー坊が勝手に攻撃しちまう所だったぞ! ヒー坊のオート攻撃が発動しなかったということはそこまで悪意があったわけじゃねェのか? ゆう太の弟も変異しちまったから、この血の楽園でも他にも変異しちまったヤツがいて、そんなに珍しいものでもねェのか? この程度のイジりでは差別にはならねェ世界なのか?
ゆう太たちは人間を檻に飼っていて、血を吸って楽しんでいた。見過ごせない勝次はヒー坊で攻撃してゆう太の友達を倒してしまった。
ヒー坊が勝っちゃんの意思を感じ取ったのかァ? ゆう太以外を攻撃しやがった! ヒー坊、マジでピンポイントでヘッドショットしやがる! 攻撃を一回も外さねェどころかヘッドショット率100%じゃねェか!! コイツの一撃必殺っぷりは惚れ惚れするぜ!
ゆう太と仲良くなれるという希望から、分かり合うのは無理だという絶望に落とされ、勝次は血の楽園を壊す決意を固くした。
吸血鬼たちに親や佐吉が殺されちまっても、まだ子供の吸血鬼たちとはわかり合えるんじゃないか?という希望すらも砕けちまった! やべェ!勝次が暗黒面に落ちちまう! このままいっちまったら「人間がいなければ争いは起こらない」「人間がいなければ環境破壊は起こらない」とか、最新AIが暴走しちまって弾き出しちまうような答えを勝次も思っちまって「人間イラナイ 滅ボス」とか言い出すんじゃねェのか?ってぐらい暗黒面に落ちそうになってやがる!
ここでは間違いは
勝次様の破壊対象になるんだろ
どっちが間違いかな?
人間が住めるような環境を保つために
邪魔な人間を根絶やしにする
なんたるSF的結末
やめんか
常識というものにくっついていては
常人の壁は超えられないんじゃ
明と鮫島は吸血鬼たちは持っていたとりもちが付いた棒を血の楽園の外壁に貼り付けながら、登って侵入しようとしていた。
新競技だ!
とりもちクライミングという
新競技だ!!
とりもち棒で登ってやがる! ふざけやがって! これが彼岸島流東京オリンピックというのか!! 全国の彼岸島ファンがマネしちまったらどうすんだよ! 『彼岸島 最後の47日間』のラスト付近で明が何も持たずに垂直の壁を登っちまっている描写よりはマシだが… 勝次の哀しいシーンの後にこの描写! しんみりさせたいのか笑わせたいのかワケ分からねェ! 棒を縦に握って捕まるなんてかなり握力が必要だぞ! 鮫島はともかく、右手が義手の明はどうやってんだァ? 縛り付けてんのかァ? 手の部分を棒に縛り付けても、義手の部分がすっぽ抜けやしねェのか? 義手はストッパーがあるわけでもなく、引っ張っただけで抜けちまうぞ?
ヒイイイイ 引っ張って抜いただけで、義手より長ェ仕込み刀が出てきやがった!!
こんな漫画 間違ってるよ
読むには全部ぶっ壊さなきゃ駄目だ
常識も物理法則も全部この漫画の敵だ
今までの常識 すべてを破壊しなきゃ駄目だ
トリモチをそう使うのかよ、糞ワロタ
大の大人の3倍くらいある鮫島がぶら下がっても外れないトリモチの吸着力と
ぶら下がった状態で腕の力だけで引っ剥がせるトリモチの吸着力が同じものとは思えないからちくしょう!
ジョセフもシーザーと仲良く登っていたなあ。