血の楽園に入ろうとしている明と鮫島は壁にとりもちをくっつけながら登っていた。
血の楽園の中で仲間とはぐれて一人になった勝次は、変異した左腕が吸血鬼を倒してくれていたが、追われてしまっていた。
血の楽園に吸血鬼として潜入したユカポン・希・聡・ネズミは北沢姉弟の兄の徹が死んでいたことを知った。ユカポン達は徹の仇の豹丸様を倒すべく、合流地点である自由の女神がある上級地区に入っていった。
いいんだよ
ネタバレ見ちまって泣かないでくれ
お前は悪くない
ネタバレだと書き忘れた
俺の失態だ
あらすじ
上級地区に入ったユカポン達。夜中だったので、町には誰もいなかった。キレイな町並みに驚きつつも、自由の女神像を目指して歩いていく。道中、壁に張り紙が張ってあった。その張り紙は殺人鬼として指名手配されている勝次の写真だった。
希「何よ 勝次ちゃん。こんな事になってんの? 警官や子供の頭蓋骨をいっぱい割ってるって書いてあるよ。あの子、そんな強い武器持ってたっけ?」
ユカポン「さあ…」
勝次はショッピングモール内で、警官たちに追われていた。
勝次が隠れた場所はおもちゃ売り場で、ハンディハンディ様のぬいぐるみが商品として並べられていた。
勝次は左吉を殺した拷問野郎をかわいいキャラクターとして販売していることに怒り、変異した左腕がぬいぐるみを攻撃しだした。
変異した左腕が攻撃した反動で激痛が走り、勝次が大きな声を上げてしまう。その声は警官達でなく、外にいたユカポン達にも届いていた。
希「このビルから 勝次ちゃんの声!?」
警官たちから追いかけられることになった勝次は、屋上まで逃げたが、警官たちに囲まれてしまった。
警官達「お前ら 不用意に近づくなよ このガキ なぜか頭蓋骨を割る事ができる」「この距離のまま全員構えろ 撃ち殺す!!」
警官達は勝次を距離を取ったまま、拳銃を構える。
観念した勝次だったが、ビルの下から声がした。
「勝次ィィ!!」「大丈夫か!!」「勝次ちゃん!!」
勝次はビルの下にいたのがユカポン達だと確認した「みんな!!」
そして勝次はビルから飛び降りた「俺を 受け止めてくれェ!!」
勝次をなんとか受け止める事に成功したユカポン達。
合流できた事を喜びつつも、警官達から逃げるために先を急ぐ。
自由の女神像の傍までたどり着いたユカポン達。
離れ離れになっていた時に起こったことを話し合う。
勝次「殺人鬼になったり 友達と決別したり 何気にいろいろあったからな 嫌でも大人になるさ」
希「私もいろいろあったのよ お兄ちゃんのお墓も見たし ここの人間たちとも一緒に戦ったし。そして初めて本気で誰かを殺したいって思ったよ」
その時、いきなり声が「その殺したい誰かって俺じゃねェよな」
希「え?」 勝次「は?」
声の主を見ると、鮫島と明だった。
鮫島「悪ィ悪ィ 壁越すの 手こずっちまってよ」
明「待たせたな これで全員集合だ」
感想
やめんか
潔癖過ぎると
どこかに歪みが出てくるもんなんじゃ
血の楽園の上級地区に入ったユカポン達。その町並みの綺麗さに驚いていた。
この町、夜中に出歩く奴が誰もいねェ!
不良がいないという綺麗さでもあるのか!!
すげェ すげェよ聡! 目が見えねェのに、初めての場所なのに、ショッピングモールを現在も使っていることを推理して当てやがった!! 視覚が無い分、他の感覚が優れているって言ってもコナンばりの推理力じゃねェか! やはり彼岸島ではメガネをかけている奴は頭がいいのか!
キレイな町だったが、指名手配のポスターが貼られていた。
小4で写真入りの指名手配のポスター!
この町には少年法というものが無いのか!!
指名手配の手際、超早ェ! ゆう太と別れてから数日経ってんのか? それにしても血の楽園には写真を撮影して印刷する技術・施設もあるのか! 紙とかインクとかどうしてんだァ? どっかから調達、または製造しなければいけねェのに。
指名手配のポスターには「頭蓋骨をいっぱい割っている」。
希「あの子 そんな強い武器 持ってたっけ?」
ユカポン「さあ…」
コントみてェに描いているけど、小4を一人で放置しといて、指名手配されているっていうのにこんな呑気なこと言ってていいのかよ! 小4が頭蓋骨を割りまくっているっていうのに… 血の楽園も希達も子供にまったく気を使いやがらねェ! 勝次は大人と一緒の扱いかよ!
受け止められねェ!
こんな現実
受け止められねェ!!
勝次は警官達から逃げていて、ショッピングモールのおもちゃ売り場に隠れていた。そこでハンディハンディ様の人形を販売しているのを見つけた。
この場面だけ見ると
昨日まで2000円だったのが
予告なしで2,500円に値上げしちまって
小遣い足りなくて買えなくて怒ってる子供
みてェじゃねェか!
辛ェな オープン価格というものは
おもちゃを工場から拾ってきたとかじゃなくて、製造してんのかよ! ハンディハンディ様の人形を製造しやがって! しかも左吉のワガママボディバージョン! 最新バージョンじゃねェか!! 拷問野郎が左吉を襲った後、血の楽園に来てどれぐらい経ったんだ? 長く見て1ヶ月としても、こんなに量産できるのかよ! 血の楽園のおもちゃ製造部門も仕事が超早ェ! しかも2500円という、現在と変わらない値段! 手に入りにくいものには高額になるというのが市場というものだが、この値段! 容易に手に入るということか! 娯楽品にここまで労力割けるっていうのは、相当この社会システムに余裕があるって証拠だぞ!? 豹丸様はかなりの社会システムを作り上げやがったのか!
ハンディハンディ様人形を見た勝次は「こんな奴を愛でてんのかよ この街の連中は…」と怒りだす。勝次の怒りでヒー坊が人形を攻撃し、反動で勝次の左腕に激痛が走る。その悲鳴で警官に見つかり、追われてしまう。
「こんな奴を愛でてんのかよ」って…「愛でる」とか小4が使う言葉じゃねェ!! 拷問野郎人形を見た勝次の怒りで、ヒー坊は人形達を攻撃し始めるが…人形相手にもヒー坊は全て頭を貫きやがった! 警官に追われちまった責任を感じてか、ヒー坊が涙を流していたら、こんな状況でも勝次は「お前は悪くない。怒りに我を忘れた俺の失態だ」と、ヒー坊を庇う! 「怒りに我を忘れた俺の失態だ」とか言う非の認め方! こんな小4、みたことねェ!! さらには追いかけてくる警官達を「吸血警官め」。まるで血税を吸い上げるだけで仕事しねェぐうたら警官の事を皮肉っている大人みてェじゃねェか! コイツ、ホントに小学生かァ?
屋上で追い詰められた勝次は、ビルの外にいたユカポン達を見つけると、飛び降りて受け止めてもらい、脱出に成功した。
擬音が「ガッ」だと
クッション性ゼロだからちくしょう!!
受け止めてくれ!って無茶しやがって! 聡は目が見えねェから参加できねェ。目が見えてるネズミは信用できねェ。頼りは希とユカポンだけっていう状況で飛び降りやがった! この小4、躊躇がねェ! 鳥人間コンテストじゃねェんだぞ!
これもひとつの
男子三日会わざれば刮目してみよ
ってやつだな
勝次達は自由の女神像前までたどり着き、別れていた間のことを報告しあった。
コイツ、殺人鬼になっちまったことに
罪悪感をちっとも感じてやがらねェ!
決別しちまった友達の友達をヤッちまったというのに!!
「嫌でも大人になるさ」この勝次、超かっこいい! 今までの大人な発言はこの伏線だったのか! そして希も色々あった事を語るが…この二人、不幸自慢しあってるみてェ! 「俺はここに怪我の跡があるよ」とか「俺はここを骨折した」とかエスカレートしていきそうだぞ!?
お前ら 不用意に近づくなよ
このマンガ
なぜかホラー漫画と言い張る事ができる
勝次を心配する希。
勝次を発見したかと思いきや…
指名手配のポスターだった。
拷問野郎を思い出して怒りだした勝次。
拷問野郎を見かけたと思いきや…
拷問野郎の人形だった。
殺したい奴を思い浮かべた希。
その豹丸様に発見されたと思いきや…
鮫島だった。
ここは豹丸様じゃねェのかよ! 3回目は思い浮かべた本物で…という大オチじゃねェのかよ! ンだよ、このホラー漫画。ギャグの定石を守りやがらねェ!!
定石をスカしてからの
なぜか濡れているというシュールギャグ!
この彼岸島っていう漫画は…
芯が強くなったっていうか
揺るがない感じがするよ
なんでコイツら、濡れてんだァ? 待ち合わせ場所に天気予報を見逃しちまって傘を持たずに来ちまった二人みてェじゃねェか! 鮫島は「イギリスでは小雨ぐらいで傘は差さないんだよ」っていう言い訳を言って開き直れば大丈夫と言い出し、明はそれにいやいや付き合って後悔している奴、みてェじゃねェか!! このハゲーポッター野郎!!
こんな漫画を読んでいたら
嫌でも
寛容な大人の態度になるさ
ツッコミどころが多すぎる
もう人形の値上げシーンにしか見えねえ
屋上でミサイル迎撃邪鬼(変異吸血鬼)と一戦あると思ったら普通に壁越えて合流してるから、ちくしょう!
流石にヒー坊書き忘れるのは酷いと思う