みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

双亡亭壊すべし

【双亡亭壊すべし】25回「溶ける絵の控室」紅はフトモモを見せるべし!

投稿日:2016年9月28日

双亡亭内に飾られた肖像画に吸い込まれると過去のトラウマを見せられて取り憑かれてしまう。
紅も取り憑かれそうになったが、凧葉の言葉に救われ絵の外へと脱出することに成功した…

 

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あらすじ

双亡亭の廊下

小刀を拾う紅「よかった!『吐月』の片羽 ここに落としていたのね」

凧葉「とげつって、その短刀の名前かよ…」

紅「ええ…験力刀匠 転害(てがい)先生の打たれたこの二振の霊刀は、私に邪気を斬る力をくれます」

紅「でも、さっき絵の中で私の心を襲ってきた<奴ら>は…邪悪な怨霊…のような感じが…無かった…」

凧葉「オレも…この<双亡亭>は、そんなんじゃない気がする…」

国会議事堂前

警備員A「見たか、先刻入って行った車…?」

警備員B「は…閣議でもないのに首相のお車でした…」

警備員A「その前は2代前の総理… もう何人の総理経験者が入って行ったか…」

警備員B「衛視(国会議事堂の警備に当たる人のこと)には、なんの通達も出ていないようですが… ここでいったい… 今日 何があるんでしょう…」

国会議事堂内

斯波総理と桐生防衛大臣に付いていく緑郎と青一。

総理を止めようとする官房長官「総理… 今回の事についてはあまりに異例過ぎて国民どころか党員までも動揺しています… 幹事長や総務会長にしても、議員達を抑えられなくなってきています…」

斯波総理「官房長官… すまんがもう少し待ってくれ… 今日 これから会う方々達からもいずれ根回しされるだろう… あの方達の人脈で、すぐに議員達は与党野党関係なく封殺される…」

斯波総理「ここからは私たちだけで良い」

官房長官「で、ですが総理… せめて護衛は…」

斯波総理「けっこうだ… この子らは悪いことはせん… 私とあの老人達と同じモノを見た仲間だからな…」

斯波総理「それに『あの部屋』のあれが何かしようとしたら… SPが何人いても、おそらく私を護ることはできない」

進んでいく斯波総理と桐生防衛大臣、青一と緑郎。

「官房長官 一体なんですか? 総理と防衛大臣はあのヘンな子供達とどこに行ったのですか?」

官房長官「『あの部屋』のことはごく稀に、古参の職員の間で口に上るくらいだからな… あくまで噂話として聞いてくれ。議事堂のいわゆる背面には左右に窓が並んでいる。その内、片側の列に窓は9つある。だが、廊下を歩いてみると、部屋の扉は8つ。8つ目の扉から第一委員会室の扉まで、ただの壁が続いているだけだ… その間はちょうど部屋ひとつ分…」

「それは… つまり… 扉を塗り隠した…?」

官房長官「話はそれまでだ… くれぐれも噂だ… この議事堂が建てられたのは、1936年…昭和11年。どうやらその2年後あたりからその部屋の噂はあったらしい… そして当時、その部屋はこう呼ばれていた… 『溶ける絵の控室』。」

斯波総理、桐生防衛大臣、青一、緑郎

壁に塗り隠されていた扉が顕になっている。

そのまえに立つ4人。

緑郎「カベを壊したら中からトビラ…」

興奮しだす青一。右手がドリル状に。

青一を抑える緑郎「このトビラは双亡亭に関係あるモノをずっとかくして来たんだね…? だって青一くんがこんなに怒ってるから…」

斯波総理「そうか… やはり青一君は双亡亭に何か関わりがあるのだろうな。緑郎君、少しだけ青一君を押さえておいてくれ。今からこの部屋の扉を開く… 歴代内閣総理大臣になった者だけが見て来た… この部屋を」

扉が開く…

部屋の中を覗く緑郎「なに… この部屋…? あっちこっちたくさん茶色いしみが飛び散ってる… あれ…金庫かな?大きい… そして…大急ぎで…雑に…その辺の板を打ちつけたみたい…まるで…怖くて怖くてたまらないモノを見ないで済むように…」

部屋の壁に打ちつけている板を見る緑郎「あの端っこにちょっと見えてるのは…額ぶちじゃないの?」

斯波総理「そうだ緑郎君 あの下には絵がある!絵は肖像画だ!」

桐生防衛大臣「第34代内閣総理大臣 真条寺禅一! 急死したと記録される首相だ!」

飛び出す青一。板を打ちつけてある肖像画に向かっていく。

桐生防衛大臣「いかん!危険だぞ。その絵はまだ生きておる!」

板を手のドリルで壊す青一。

緑郎「あ…!」

感想

肖像画に板を打ち付けた人は大丈夫だったんだろうか…
肖像画が置いてあった『あの部屋』は1938年あたりから噂が。双亡亭が完成したのは1935年。泥努がおかしくなってから双亡亭を建てたと説明会であったから、双亡亭は建った時からお化け屋敷と化していたのか。建設工事した人達は大丈夫だったのか?
そして肖像画は第34代の総理大臣が双亡亭から持ってきた? それともこれは泥努が描いた絵で、泥努が描いた絵は全て双亡亭にあった絵みたいになってるのか?
『溶ける絵の控室』。控室とは何が控えるための部屋なんだ? 絵の控え室? 部屋の中は茶色い染み(血?)だらけだけど、金庫はいっさい汚れていない。あの金庫にも何か謎があるんだろうな。
歴代の総理が双亡亭に関わる絵を知ってるっていうことは、斯波が双亡亭に入って『双亡亭を壊すべし』状態になって斯波の代になって政府が急に双亡亭を壊すために動いたと思っていたけど、前々の総理達も壊そうとしてたのか? ミサイル撃っちゃった斯波が破天荒なだけ? 斯波は双亡亭にも入ったことがあるから、双亡亭を壊そうとする思いが強くて強行手段をとったのか?
防衛大臣に乗っかったり…
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シィィィって怒ってドリル出すところなんて
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青一が「唸って爪を出す猫」みたい!

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