要塞化した東京に進入するために地下から入り、地下鉄の駅までたどり着いた明達。そこに生き残った人間達がいて、「アマルガムを集めて殺し合いをさせて生き残った5人を『雅の息子』と言われる存在がいる」ことを知った。
あらすじ
駅に居た人間達は他の駅から食料をもらっていたが、雅の息子が隣の駅に現れて食料難になっていた。
隣の駅からなんとか逃げてきた人間から雅の息子の情報を聞いていたのだったが、その人間は大怪我を負っていた。
雅の息子は隣の駅の人間を保存食として喰っていた…
それを聞いた明だったが隣の駅に向かうことに揺るがなかった。
駅に一晩泊まるため、布団にはいった明達だったが、突然悲鳴が聞こえてくる。
何かが歩いて駅に近づいてくる音が聞こえてくる。
明の前に現れたのは鳥の顔をもった化け物だった。
化け物「宮本明…」
勝次「話す… アマルガムだ…」
明「コイツが雅の息子…」
感想
あったよ!焚き火にする薪が!!
でかした!
こいつら、焚き火してるけど…
どこから燃やすものを持ってきたんだ? 布団は人間から奪ったのか? それとも大勢が餓死しちまったから余っちまってるのか?
この駅の人間達はもっと先の駅から食料を貰っていた。つまり燃やすものも一緒に貰ってたのか? 食料の入れ物も燃やしたり出来るからなァ。なるほど考えちょる。
前話で「この駅にいる人間達は、偶然来た明達を襲って食料を奪うなんて効率悪すぎて餓死しちまうんじゃねェのか?」と思ってたら他の駅から食料を貰っていて、最近隣の駅に雅の息子が現れたから食料が途絶えたってだけだったのか。なるほど考えちょる。この漫画、設定バッチリじゃねェか!
さすがは松本光司先生ェ
俺が認めた男よ
へ? でもここは地下鉄駅内なんだから真っ暗じゃねェのか?
正座させてるとこでは誰もライトを持ってねェ! こいつら、暗闇でも目が効くようになっちまったのかァ? 適当だ!この漫画は適当だ!!
さすがは彼岸島
俺が認めた漫画よ
俺は宮本明には弱ェんだよ!!
明が言ったことを復唱する鮫島。
まるで明の舎弟じゃねェか! 情けねェ… まぁ明はあんなでけェ金剛を倒しちまうから、こうなっちまうのも仕方ねェのか?
雅の息子の話を聞いた鮫島「聞いてて初めて怖くなった」ってお前は金剛の話を聞いた時もびびってたじゃねェか!
吉川から勇気を貰わなければ逃げてたかもしれねェのに… ハ!吉川から勇気を貰ったことで弟を助ける決意を固めた鮫島だったから、金剛戦でガレキが落ちてくる中で身を挺して吉川を守ったってワケか。なるほど考えちょる。
コイツが鮫島の弟
見ての通り
兄と同じく勇気が無い奴だ
鮫島が勇気を出して助け出した弟の精二は、寝る時もホッケーマスクつけてるのかよ!
寝顔を見られるのは恥ずかしいのかァ? こいつも勇気を貰わなければマスクも取れねェのか? でも旅館にいた女神みてェな女にアンチエイジングしてもらって勇気を貰ったはずなんだが…
で、その後、食事中にマスクをずらして食っている様子が描かれる。
もしかして食べる時にマスクを外すこと分の勇気しかもらえなかったっていう事かァ? なるほど小学生からクソホッケーと呼ばれるワケだ。
先生ェはちゃんと考えておるのか
彼岸島の話を
前話で突然雅の息子が出てきて「これから雅の息子と戦うためにその前フリで邪鬼と戦ったり…とか引き伸ばしをするんじゃねェのか?」と思ったら…逆にすぐに出てきやがった!
このアマルガム
さっさと出てきて超助かる!!
引き伸ばしのために出てきたキャラだと思ったら、すぐに登場させるなんて先生ェは読者思いだなァ。
アマルガムってことは異形の姿だけでなく、何かの能力を持っているはずだが、コイツは何の能力なんだァ? 隣の駅の人間が「目が闇の底を覗いているような絶望が…」と言っていたが、まりこ様みてェな幻覚を見せてくるような能力なんだろうか?
さっき、地下鉄は暗ェはずなのに明は目が見えるのかァ?と書いたが、「やめんか。それには訳があるんじゃ」という感じで、これには伏線が隠れてるんじゃねェのか? 駅の中は暗闇で鳥みてェな雅の息子は鳥目で「暗闇では何も見えねェ!」という伏線になっていて…
へ? 普通に階段登って歩いて来やがった! ひいいいいい 一瞬でも伏線と思った俺がバカみてェじゃねか…
先生ェ「伏線!!
この物語に奥行きを出すには伏線がいるのか!!」
それにしても雅の息子のハシューハシューってのは、上に載せた精二のセリフと被ってるじゃねェか! 雅の息子という強敵なのに精二と同じ呼吸音なんて…
なるほどこの漫画は全然考えていない…
型破リノ異形ノ漫画、現ル。