3つの派閥に分かれている竹馬街に来た明達。明と小春は仲間と逸れてしまい、白髪族の派閥内にやってきた。そこには明の母親がいたが、吸血鬼になってしまっていてさらには明の事を忘れてしまっていた。白髪族のボス・太陽様を倒した明だったが、母親は記憶が戻らずに明を逆恨みして襲いかかる。吸血鬼化したとはいえ、母親に手を出せない明。それを見かねた小春が、明の母親の首をはねてしまった…
今の混沌とした日本では
こんなネタバレも
悪くない
あらすじ
明は母親の首を持ち嘆き悲しむ「俺… 母さんに… 何もできなかった… 一度も親孝行ができなかった… ごめんなさい…」
小春は明を立ち直らせようと声をかける「雅様を殺すためには なんでもするんじゃねェのか? 甘えてんじゃねェぞ!! お前はこの戦いで大勢の吸血鬼を斬ってきた。奴らにだって それぞれ家族も仲間もいるんだ。ふざけんな!! こんなクソみてェな男に 私は大切な仲間を殺されたのかよ!! メソメソ泣き言を言うくらいなら 今すぐ死んじまえ!!」
しかし明は母親の首を抱えて体を丸くして蹲ったままだった。
そこに大勢の白髪族達の足音が近づいてきた。
小春は明を連れて逃げようとしたが、明は泣き崩れたままで動かない。とりあえず一人で逃げようとするが、この状態の明を置いていったままだと殺されてしまう。そこで…
小春は大声で「てめェ 宮本明!! 宮本篤の弟ォ!! お前を無傷で篤様の所に連れて行けば 大金がもらえるって聞いたからここまで同行したが もう知らねェ 他の奴にゆずるわ!! あばよ!!」と言って白髪族にきかせてから、その場を走って逃げ出した。
小春の言葉を聞いた白髪族達は明を特別牢に入れた。
2日後―――
特別牢の警備をしていた吸血鬼達を不意打ちで次々暗殺していく小春。警備していた白髪族を全員殺し、牢屋を開ける。
小春は牢屋の中にいる明に話しかける「お前は大切な人を斬ったが 私もお前の大切な人を殺した。これでおあいこだ。共に戦おう さあ上がって来い」
横になっていた明は立ち上がり、牢屋の出口のハシゴを登っていく。ハシゴの頂上にいる小春の手を握る。
明「ありがとう。いずれは俺が母さんを斬っていた。お前が殺す事で 俺を親殺しの罪から救ってくれた。お前のおかげだ。小春 本当にありがとう」
2人は太陽様が持っていた鍵も手に入れ、鮫島達と合流するべく動きはじめた。
明(さよなら 母さん)
感想
親を持つ全ての子供が
思うことだ…
クソちゅれェ…
明は母親の首を抱きかかえて泣き崩れて動かなくなった。そんな明に小春が声を掛ける「こんな所で泣き崩れてんじゃねェよ。この女はもうただのクズ女だった。しがらみを断ち切るには殺すしかない」。
ひいいいいい! なんて言っていいかわからねェと思いながらも、言った言葉が「この女はクズ女だった」! 「親孝行ができなかった ごめんなさい」って泣いて悲しんでいる奴に、最初にかける言葉じゃねェ! 最悪の選択してやがるじゃねェか!
みんな
覚悟は持ったな!!
行くぞォ!!
小春の言葉を聞いた明はそばにあった包丁を小春に投げつけた「母さんの悪口を言うな。お前に何がわかる この人殺しめ」
かすり傷程度!
こんな時なのに
コントロールが超凄ェ!
メンタルに左右されねェ腕前だぞ!
母親が吸血鬼になっちまって、自分の事を忘れちまっていた事が分かったら、あれだけへこんじまっていたのに…今度は正確なコントロール! こいつ、メンタルが強ェのか弱ェのかワケわからねェ!
小春は説得を続ける「雅様を殺すためにはなんでもするんじゃねェのか? 新入りだってハゲだってクソチビだって そんなお前を信じて憧れて ずっと慕ってたんだろ 今の姿を見せれんのか!!」
ミミズだって
オケラだって
アメンボだって
のノリで
ハゲだって
クソチビだって
と悪口列挙してやがる!
みんな生きてるんだ
友達なんだから
名前呼んでやれよちくしょう!
小春が、明を慕っている仲間の名前を列挙していくが…しれっとネズミの名前が入ってねェ! 小春には早くも弟を捨てる覚悟が出来てやがんのかァ!?
ちゃんと見ておるのか?
目の前の現実を
まだ立ち直れない明。そこへ白髪族達の足音が聞こえ、こっちに向かってきている様子だった。小春は明を連れて逃げようとしたが、明は蹲っていて動かない。小春は一人で逃げる決意をし、白髪族に聞こえるほどの大声で、明を無傷で篤に渡せば大金が入るからここまで同行していたと言ってから逃げ出した。
ンだよ この白髪族!
人の話を簡単に信じやがるぞ!
ア◯ゾンレビューも
鵜呑みにしちまうに違いねェ!
小春、頭脳プレイじゃねェか! 「無傷で」ってのを付け加えるファインプレーも! 上手いことやりやがった! でかした!!
小春の話を信じた白髪族は、明を特別牢に入れて監視していた。そして2日経ち―――太陽様の脚から出る白い液体は出続けているおかげで女たちを働かせることは出来ていた。その間に明を渡して大金を手に入れて街を立て直そうと計画していた。
大金と聞けば
無傷で捕まえる!
太陽様の仇討ちより
金を取りやがった!!
鮫島達が白髪族の縄張りを訪れた時も通常営業していたのは、白い液体が出続けていたからか! でも白髪族たちは白い液体の影響を受けてねェ。それに太陽様をあれだけ崇拝していたのに、太陽様のために生きて死ぬのが幸せだと言っていたのに、ドライ過ぎやしねェか? もう立ち直ってんのかァ?
やめんか
街を再建すれば
太陽様も喜ぶんじゃ
きっと二人は夢の中~♪って
血の楽園でユカポンが歌ってた歌じゃねェか!
警備をしていた白髪族はトイレに向かった。用を済ましているとそばに白髪族達の死体の山があるのに気がついた。驚いていると、後ろから包丁を持った小春が襲いかかり、死体の山に加えられてしまった。
こんだけ仲間が減っちまっているのに
「気のせい」!!
仲間に対して薄情なのは
お前らじゃねェか!
トイレのすぐそばに死体の山! そこに立つ前に気付かねェのかよ! …へ? 今まで気づかなかったって事は、こいつは交代人員が来なくてもサボらずにトイレも行かずに警備続行してやがったって事… こいつ、警備の仕事はしっかりやってやがったぞ! それだけトイレを我慢していたから脇目も振らずに一目散でトイレに向かう… だから周りの死体の山に気づかなかったのか! なんだこの漫画、ちゃんと筋が通ってやがるぞ!
あったよ!
時間が解決してくれる事が!
小春は特別牢を警備していた白髪族たちを不意打ちで全員倒していった。小春は特別牢を開け「どちらも相手の大切な人を斬った。これでおあいこだ」とこれからも共闘しようと誘った。明も、小春が手を汚してくれたおかげで親殺しの罪から救ってくれたと感謝をして共闘することを受け入れた。
明も2日間、牢屋で色々考えてたのか! あれだけの事が立て続けに起こっちまったから、頭を冷やす期間が必要だもんなァ… 小春も大切な人を明に殺されちまった時には冷静になれなかったもんなァ…
へ?
おあいこじゃねェ!
大切な人をやられちまって
咄嗟にやり返しちまったダメージ量が
おあいこじゃねェ!!
小春が手を差し伸べ、明はしっかりと掴んで元の仲に戻ったことを示した。
小春は右利きなのに
左手を差し出す!
なぜなら明の右手は義手だから!
こいつら 息がピッタリだぞ!
篤様ァ!
明と今度会う時は
経験済みかもしれませんぞォォ!!
太陽様が持っていた鍵も手に入れ、鮫島達と合流すれば、あとはプリンセス様の鍵を奪うだけ。そうすれば明は篤と再会して、あの篤は本物か偽物かはたまた別の何かか、ハッキリするぞ! …しかし母親の死から表面上立ち直ったとしても今度は兄貴を… 一度は覚悟を決めてとどめを刺した兄貴に再び手をかけろというのかァ?
相変わらず主の解説が最高!
さて次回は、場面転換か?
兄貴登場か?
左手の握手の理由に思い当たるとは感じ入ったよ
また先生ェが左右をお間違えになったかとふがふが
小春、ガチヒロインじゃねえか
コヲジ先生、闇司とか言ってすんませんっした!
ガハハハ!この小春超かわええ!
小便シーンが良かった。彼岸島らしくて。
愛の握手♡
ヒロイン枠ここにきてかなり迫ってきたな
朝ドラ虎に翼で今後、問題になっていくだろうの 尊厳殺人の事を虎に翼よりも彼岸島で先に扱っていたとは…
先生の先見の眼に改めて恐れ入りました
って、こうなると これはどうでも良いけど 特別牢からの脱出が早いな