アニメ『ザ・ファブル』21話までの内容は、原作だと117話の最後―――宇津帆と鈴木がファブル・佐藤と対決を決意、ヒナを人質にして戦おうと決めたところまで―――。
よ~し
いいぞォ―――
そのまま進め―――!
!!?
なんだ・・・・
何してる!?
カットか・・・・!?
アニメ『ザ・ファブル』22話の内容は、原作だと118話から―――佐藤が海老原に電話、洋子が鈴木を撃退したところを映した監視カメラの映像の消去を頼むところから、原作122話の最後―――宇津帆事務所に仕掛けられていたドアのトラップを佐藤が回避したところまで―――。
クロが佐藤に電話しているシーン、原作では120話の冒頭にあるシーンがカットされていた・・・・。
別にいらないシーンだが、ストーリーはシリアスな流れになっていく中のコミカルなシーンで緩急が生まれていいんだが・・・・。洋子が鈴木を撃退している映像を見ているクロのコミカルなシーンがあったから、こっちのコミカルシーンはカットってことか―――? 宇津帆編のクロが出てくるシーンは面白いから出来るだけカットせずにやってほしいが・・・・。
原作読破済みの
アニメ視聴者にも
そういう感想が
あったワケだ~
洋子が鈴木を瞬殺している動画を見て興奮しているクロ―――。
佐藤や鈴木がプロらしく動いている中、合間に挟み込まれるプロに憧れているクロの様子は良いアクセントになっている~。
即決できずにこうやって悩んでいるだけでプロ失格なんだけど・・・・。本当にプロに成りたいのか、憧れているだけでファン目線で見ているだけなのか―――。
で、そんなクロに電話をかけてきた井崎の素人っぷりはさらに下を行っていた・・・・。
自身のいい加減な仕事のせいで貝沼の死体が流されていき「めんどくさ―――!」と言っている井崎―――。その次のシーンでは慎重に丁寧にトラップを作っている鈴木のシーン―――面倒臭がらずきっちりと仕事をする―――それが自分が生き延びることにも繋がるから―――。素人とプロの差をはっきりと描かれている―――。
そしてプロ同士の対決のシーン―――宇津帆事務所前―――。
おでこトントンを見られている佐藤―――それを見て動揺する鈴木―――
「発作か・・・・!?」~。鈴木は相手は命がけでも勝てないかもという相手を前に、一挙一動を見逃さない―――!という感じで監視しているが―――佐藤は直前まで散歩気分でスイッチ入れていない余裕っぷり~。このギャップが面白いシーンを生み出しているなぁ~。
ドアのトラップ―――。
鈴木はせめて怪我でもしてくれればと、佐藤が爆破で吹っ飛ぶ想像シーンも入れての期待を込めていたが―――佐藤はドアを少し開けて原作でもあった「やれやれ」というような小さなため息をしてから―――
即閉め~。そして階下に飛び降りる―――。ここは見ていてテンポが良かった―――。早すぎず遅すぎず、バッチリだった―――。爆破が起こり、心配する洋子に佐藤は「あ―――問題ない」―――。が、視聴者からは「問題ある」―――ッ! ここまでテンポ良く、面白い話が展開されるので終わるのが早く感じられた―――。鈴木が「なんで2つ下の階にいるんだ?」と驚いている時、こっちは「なんでエンディングテーマが流れてるんだ?」とショックを受けている―――ッ! 原作はすでに読んでいるが、それでももっと続きを見たいと感じさせられる良いアニメになっている―――。