太平市の太平興信所の所長・宇津帆。
将来のカモにするために子供達が免疫なしで育つように暗躍していた。
宇津帆達がファブルを倒すために考えたA案を軽くかわした佐藤。
太平興信所を離れる鈴木を車で尾行する洋子。
鈴木は洋子が尾行しやすいように惹きつけながら林道へと入っていく。
佐藤はクロに車を調達させて洋子の元へ急ぐ・・・・。
あらすじ
林道に入った洋子から連絡を受け、Nシステムをかわしながら追う佐藤。
佐藤が運転する車の助手席に乗るクロ「なんスかぁ!? 事件スかッ!? 揉め事スか・・・!?」
佐藤「昔のいざこざがちょっとな~ 牧ノ川沿いの峠道ってけっこうグニャグニャしてる? その峠のちずを携帯で見れるようにして―――」
鈴木の車を見失った洋子「この車・・・・ シャコタンだから林道を飛ばせないのよ」
佐藤「じゃあ――― もうゴールが近いんだろ~ その辺で止まって待ってろ――― こっちはこれから峠に入るから―――」
クロが携帯に地図を表示。
携帯を受け取り、数秒でコースを覚える佐藤「まぁ俺の場合―――ヨウコほど記憶力はよくないが―――・・・ 一晩寝たら忘れるが・・・・ 一瞬なら大丈夫――――!」
額を指で叩いて、切り替える佐藤「ドライブモードだ――― よし!行くぞ―――」
峠道を飛ばしていく佐藤。
クロ(コエ~!! おっかねえ~!! ウッソ―――!! 笑てるやん~ ちくしょう! スゲェ―――! スゲェース!! 兄さん―――!! 兄さ―――ん!!)
林道
林道を進む洋子。デコボコの林道のため、車の底を擦ってしまう「まーた底すった~ もォ~・・・・」
道の先に立っている鈴木を発見する洋子。
鈴木は手に何かを持っていて、ピンを抜くような動作をする。
その鈴木の動作を見た洋子はA案を思い出し、手榴弾と予想。
鈴木は何かを投げ捨てた。
それを見た洋子は車を飛び出し、道に転がり出る。
洋子が乗っていた車は林道の脇に落ちていく。
洋子が落ちていく車を見送った隙に鈴木は洋子の後ろにまわっていた。
洋子に銃を突きつける鈴木「投げたのはただの石だよ。経験の足りないおまえは―――・・・・ マンションの爆破が頭にあるから つい手榴弾と思い込む――― 前回さんざんブチのめされた俺が言うのもなんだが―――・・・・ 教えといてやる―――! 強さってのにも種類があるんだよォ――― 特にこの業界は――― 人を殺した事のない――― おまえにない強みを――― 俺は持ってる―――」
銃を撃つ鈴木。
感想
楽しむってのにも種類があるんだよォ―――
クロついて来てた―――! 兄さんを見るクロの嬉しそうな顔―――!
口閉じろや―――!
佐藤がドライブモードに切り替えている時を見ているクロの怪訝そうな顔・・・・。でもクロはスキンヘッドの舎弟を助手席に乗せて、運転する前に額を叩いて真似しそう―――。
わろてる兄さん~♪
峠を凄いスピードで攻める佐藤はおっかないが、それで笑ってる佐藤もおっかない―――! クロの表情もおっかない―――!! 佐藤は一般人の生活をするようになっても趣味無さそうで楽しみなのはジャッカルを見る時だけかと思ってたけど、車を飛ばしたりするのも楽しんでるんかな~? そういえばクロと行った山篭りの下山中にイノシシに追われてる時も楽しそうやった―――。
佐藤はスリルを楽しむタイプか―――? 殺し屋としては最適な性格だと言えるが・・・・。一流芸人ではなくて三流芸人のジャッカル富岡が好きなのは、ギャグが受けるかどうかのスリルを楽しんでいるからか~? 宇津帆の罠と分かりながら太平興信所に向かっていったのは内心ワクワクしてたりするんだろうか―――。そうだとしたら、佐藤は一般人に戻れるんだろうか・・・・。
知り合いってのにも種類があるんだよォ―――
クロに「地図を携帯で見れるようにしてくれ」じゃなくて「見れるようにして」。車を持ってきたクロに「悪いな」。佐藤はクロの事をどう思ってるんだろう―――? クロに対しての言葉からして舎弟とか下に見ているわけではなさそう―――。友達と思っているんだろうか―――? というか佐藤は今まで友達はいたんだろうか―――?
殺し方ってのにも種類があるんだよォ―――
Nシステムをかわすとか携帯で峠の周辺の地図を見ておくとか佐藤は現代に対応しているような気もする―――。佐藤はまだまだ使えそうだけどなぁ―――。ボスはアナログなやり方じゃなくて今の時代にあったやり方に変えると言っていたので、佐藤を現代に対応させるとか小手先の変更じゃなくて、佐藤みたいな力づくで相手を消す方法よりも、毒を使ったり、スキャンダルを暴露して社会的に抹消させたりとかの方法でやっていくとかを目指しているという事かな~?
強さってのにも種類があるんだよォ―――
A案の手榴弾をフリとして使ってただの石を手榴弾と思い込ませた鈴木―――。A案はこのための布石だたというわけか―――。洋子を尾行させたときにB案で行くと言ってたから、これはB案なのか?それとも機転をきかせただけなのか―――?
洋子に気づかれずに一瞬で背後にまわって近づくのも凄いなぁ~ さすがはプロか~って洋子撃たれた―――!?
この洋子と鈴木の位置だと、洋子が転がりつつ脚で鈴木を引っ掛けたりして・・・とか出来そうな感じもするが、鈴木も前回の事があるから油断しないだろう―――。それに撃った時の鈴木は身体がブレてないから洋子が鈴木に対して何か出来たっていうのも無さそう・・・・。ってコマの下のほうに血しぶきらしきものが描かれてる―――!
洋子は撃たれたか・・・・。ただ、鈴木は、佐藤を倒すための人質として洋子にとどめを刺さないかもしれん―――。宇津帆が佐藤を呼び出した時にヒナコに対して罪悪感があるのか聞いたのは、人質が通用する相手かどうかを見定めていたんだろう―――。そして佐藤が罪悪感を感じていたのを知って人質を使う事を作戦に組み込んでいるのかも―――?
鈴木が言った『強さの種類』―――。いくら洋子が強くても人を殺めるのに躊躇するとそこに隙が生まれてしまうという事か―――? 相手を倒してもとどめを刺さずに逃してしまう弱さ―――。それがこの業界にとっては命取りになってしまうという事か―――? 命を狙う相手に正体を知られたのに逃すのは考えられないんだろうな―――。宇津帆も鈴木を逃したことを不思議がっていたし―――。佐藤も以前は人を殺めた経験があるとはいえ、今は殺しを禁止されている状態―――。それを知られて、そこをつかれると佐藤もヤバイかな―――? でも洋子みたいに手榴弾を警戒して車から飛び出しても、鈴木を見失って背後をとられる佐藤を想像出来ないなぁ~。
佐藤に深追いするなと言われても車を進めていた洋子は、鈴木をやっつけた事があるからナメてたんだろうな・・・・。車から素早く飛び出たところは『オッサンの休日のような日々』を送っていたとは思えない動きだったけど・・・・。とにかく洋子姉さんには生きていてほしい―――。
おみそさんへ
洋子、さすがにあの状態での反撃はないのでは。
ハッシュパピーがオートマチックになってたのは
二度と同じ失敗を繰り返さない為か?!
まぁ、次回のサブタイトルが「這う女」なので死んではないでしょうネ。
>ひなさん
>
>洋子、さすがにあの状態での反撃はないのでは。
さすがに無理ですかねえ。後ろをとられた時の洋子の表情も諦めが見えますし…
洋子姉さんーーーーーーーーーーー!!!!
姉さんおらんくなったらファブル読めへんーー!!