みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

双亡亭壊すべし

【双亡亭壊すべし】35回「うれしかったのさ」嬉しさという感情を教えてくれた人間の住処を作るべし

投稿日:2016年12月14日

国会議事堂内の『溶ける絵の控室』で歴代の総理達に会った青一と緑郎。
青一が45年前に行方不明になって双亡亭を壊す力を手に入れたことを語りだした。
青一の家族が飛行機に乗っていたら見知らぬ星に着いた。
青一達はその星にいた”白い水”の種族と出会う。
青一達に親切にする”白い水”の種族。しかし侵略者から身体を養分として奪われていた…

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あらすじ

“白い水”の種族に聞く青一の両親「僕らはこれからどうなるんですか?」「ここは寒い… それに私達には食べるものも必要なのに…」

“白い水”の種族「君達の思考がわかる… その『感情』は<不安>というのだな… ここに生きるといい」

海から島がせり出し、その上に住宅が現れ街となった。

“白い水”の種族「私の身体から有機物を生み、君達の記憶通りの『町』を作った。あの『町』で前と同じに暮らすがいい」

“白い水”の種族が作った町のラーメン屋でラーメンを食べる青一達。

“白い水”の種族「もちろん『店のヒト』は本物のヒトではないよ。君達の脳が覚えている図像を再現した物さ。『気温』も調節した。なるべく日常に近い環境で君達には落ちついていて欲しいのだ…」

青一の弟のまこと「どうして… この星さんは ボク達に落ちついていてほしいの…?」

“白い水”の種族「君達と交流してきてわかったことがあってな… 君達の揺れ動く<感情>は私にとってはもの凄い刺激… 強力な『力』なのでね」

ボクタチハ ソノ ホシニ ナレテイッタ。
ナレテ イクシカ ナカッタ…

 

青一「まことは『アノヒト』の作ったオジイチャンに懐いた。最初は戸惑っていたパパもママもしばらくたつと慣れていった」

青一「慣れないでずっと『アノヒト』が作ったヒトに文句を言ってる人もいたけど。」

青一「140人のお客さんと乗務員 全員のことはわからないけど、だいたいの人は慣れていったみたいだったよ…」

おじいちゃんの姿をした”白い水”の種族「なァ青一… おまえは私にマコトみたいに話しかけてくれないな… 私が『怖い』か…?」

青一「うん… パパ達が『得体の知れんヤツ』と、話しているのを聞いたから…」
“白い水”の種族「得体が知れない奴か… 確かに君達から見れば仕方のないことだ…」

青一「パパ達が言ってたみたいに何かたくらんでいるの? だから…飛行機を引き寄せたの?」

“白い水”の種族「答えはふたつとも『いいや』だよ青一。私達は長い間この星のひとつの海として、君達の時間で一秒に何百億回も対話を続けて来た… その間に一度も現れなかった私達の『反応』を、青一…おまえが私達から引き出したからさ…」

“白い水”の種族「青一… 初めて会った時、おまえとマコトはこう言った。『おじいちゃん、ぼくらを助けてくれたんだね… じゃ… イイヒトなんだね…』。それは私達の身体の中で毎秒2,000億回反芻された。今までにナイ! 今まで経験したことのない反応! これは…この生物の言葉を借りるしかない… これは…感情だ!!」

“白い水”の種族「私達はね… おまえ達の言ったことが『うれしかった』のさ。だから私達はおまえ達を『好き』になった。私達の力でできる限りのことをしてやろうと思ったんだ… 私達が『死ぬ』その時まで…」

青一「死ぬ…って…」

その時、空から侵略者の<器>が落ちてきた。

青一(ボク達は忘れてたんだ!! この星が侵略されてるって… もう寿命が尽きそうだって…)

身体が崩れていく”白い水”の種族「侵略者は私達の最後の身体を回収し始めた… 君達のためにも永らえたかったが… もう形を保てない… さよならを言いたくはないが… さよ…」

まこと「いやだあ~! いいたくないのに どうしてさよならいうのさ~! あんなの!あんなの!! やっつけちゃえばイイんだ~!」
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感想

“白い水”の種族が「身体から有機物を生み、君達の記憶通りの「町」を作った。」家はこの種族の身体か? 青一達が食べているものも? 青一達に噛まれたり、消化されたりしているけど痛覚とかないのかな? 双亡亭で取り憑かれた人は痛覚が乏しくなったけど。青一達がしばらく住んでたってことは、”白い水”の種族を食べ物として食べてエネルギーを吸収しているってことだよな? 「私の身体から有機物を生み」だから、家や食べ物はこの種族の身体とは別物ってことか? 排泄物みたいなことか?

“白い水”の種族が遭難してきた人達の親しいヒトを作った。その状況に慣れていった人もいたけど慣れなかった人もいた。当然だよなぁ。記憶から作ったということはその人自身ではないわけで。親しくても自分が知らない面もあるし、予想外の反応が無いってことだし… ”白い水”の種族は疑心暗鬼とか、まことの怒りの悪感情(生物が生きるには必要な感情だと思し、それが無いから抵抗せずに滅びようとしていた)も覚えていったのかなぁ。
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そういう悪い感情も覚えていって侵略者に負けたとかなるのかなぁ。器が一度来たら絶滅するまで減ってたし、規模で負けてそうだなぁ。でもこれだけの町や人を作り出せるんだから結構力は残ってるのかな? ”白い水”の種族にどれだけの力が残っているんだろう。まぁ青一が1人で帰ってきたっていうことは… 双亡亭にいたのは侵略者じゃなくて、悪感情を覚えた”白い水”の種族だったりして。あーでも青一がアノヒトに会った前に双亡亭は建っているからそれはないか? でも、ここから青一が「双亡亭壊すべし!」となるのはどういった経緯になるんだろう。

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