前回、双亡亭を目指す緑郎と青一。凧葉と紅は話をした。
あらすじ
緑郎、青一と話すべし
双亡亭のある沼半井町行きのバスの上で話す青一と緑郎。
青一「ドンナコトモ15フンガマンスレバナレル。アノヒト、イッテタ」
緑郎「アノヒト?君は誰なの?」
青一「ボク、セイイチ。ココニセイイチ」胸を指す青一。胸にあった名札が無くなっていたのを気づいて落ち込む。
凧葉、紅の話を聞くべし
紅が過去のことを話す。
紅「緑郎は素直で優しい子でした。緑郎と私、とっても仲が良かった。3年前までは…」
紅と緑郎の両親が離婚した原因は、紅に九州に住み込みで刀巫覡の修行をさせようとして喧嘩したため。
凧葉が青一について知っていることを話す。
青一は45年前の旅客機に乗って現れ、名札に『凧葉青一』と書いてあった。
緑郎、青一に双亡亭であったことを話すべし
双亡亭の母屋に好奇心で入ってみたら、迎えにきたパパが絵に食べられた。
「食べられた」って言ったのは引きずり込んだときに確かに「ゴクン」って壁が動いたから。
そしてパパは変になってカベから出てきたんだ
怖くなって双亡亭から逃げ出した緑郎。
緑郎「あの時はなんにもできなかったけど、どんなやりかただって…ボクは<双亡亭>を壊してやるんだ…」
青一「オマエノ オネエチャンハ ツヨイ。ナンデ オネエチャンニ タノマナイノ?」
緑郎「あの家がオバケのせいだったら、お姉ちゃんに頼んでるよ。でも<双亡亭>はオバケとかそんなカンジのモノじゃないような気がするんだよ。」
緑郎「ねえ、青一くん。君はどこから来たの?」
青一「トオイトオイトコロ イッテキタ。ソシテ ココニ カエッテクルトキ アノヒトニ タノマレタ。アイツラヲ ミンナ コワシテクレッテ」
緑郎「みんな壊してくれってどういう?」
バスの上に乗っている緑郎達を捕まえるためにパトカーが接近。青一がパトカーを壊し、緑郎と逃亡。
夜になる。
緑郎「ココどこだろ。双亡亭のある沼半井町までまだあるよね…」
ある家の前で立ち止まる青一「ココ、ボク スンデタ」
感想
緑郎、青一に怖がるのおせえ!
初対面は病院の床を突き破って出てきたんだぞ。
でも、名札を無くして落ち込む青一はかわいい。
紅、口喧嘩で刀抜くな!
こんな危ない奴に刀所持を特例で認めていいのでしょうか!
紅「緑郎がヘンな事件に巻き込まれ…」って言ってるけど、双亡亭の存在は知ってたんじゃないのか?それと父親が双亡亭に食われたことはいいのか?緑郎のことばっかり言ってるけど。
その双亡亭での出来事を話す緑郎「パパが絵に吸い込まれて変になって出てきた。双亡亭はオバケとかのカンジのモノじゃないような気がする。」紅は役に立たないの?緑郎が紅と久しぶりに会った時「姉ちゃんじゃ勝てないんだよ」って言ったのはコレか。絵に吸い込まれる寸前に緑郎のパパが言っていた「これ、パパの…」てのはなんだ?双亡亭に飾られている絵の作者が、緑郎のパパに関係ある…ってことだろうか?
やはり、キーは絵なのか。
で、緑郎達は双亡亭にまだ着かないの?