みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

喧嘩稼業

【喧嘩稼業】68話 櫻井のシラットに隙はない 櫻井はこういう戦い方をする 形象拳までやる

投稿日:2016年10月24日

陰陽トーナメント1回戦第3試合
『入江文学』対『櫻井裕章』
“後の先”で文学の攻撃に対応し、攻撃する櫻井。
劣勢になった文学は自分の左耳を犠牲に”煉獄”を櫻井に放った!
煉獄を喰らった櫻井は”鋼の肉塊”で防御に徹する。
防御に徹するという”出来るやつ”に対して考えていた、煉獄からの必殺の技に移行を狙う文学。

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あらすじ

文学の煉獄を鋼の肉塊で防御する櫻井。

回想「試合前の十兵衛達との会話」

文学「全身に力を入れた防御なら攻撃側の変化に対処が一拍遅れる。その一拍の無防備な時間を必殺に繋げる方法を模索したい」

十兵衛「煉獄の両手両足頭型の四番目、右下段熊手を使う」

十兵衛「熊手は金的を狙わずに曲げた指をファールカップの横に引っ掛ける。引っ掛けたファールカップを引き、その勢いで頭突き。頭突きを引く動作に合わせファールカップの横に掛けた手を下に滑らせながら奥に半回転させ睾丸を掴み、握り潰す」

試合に戻る

十兵衛の提案した通り、煉獄から睾丸を握り潰す動作に移行する文学。

観戦している田島「櫻井のベースは名護夕間の琉球空手だ」

文学(骨掛け) 田島「骨掛け」

文学の策は失敗。

櫻井は下がった文学の頭に右膝を当て、右ストレートを放つ。

倒れる文学(立て!! 今すぐ立たないと終わる!!! 死ぬぞ)

自分の右膝を叩く文学「動け!!! 死ぬんだぞ!!!!!」

文学が頭を上げ、前を見ると櫻井も倒れて四つん這いになっていた。

ロープに捕まりながら立ち上がる文学(よし… 間に合う)

櫻井「ヨシフ… 俺は最初からわかっていたぜ。入江文学は強いだろ…」

櫻井も立ち上がる。

双方、乱れた呼吸を息吹で立て直す。

文学「お前マジか… ちょっと信じられないぐらい強いじゃないか」

ヨシフ(ユウショウ… お前は勘違いしている。俺は入江を弱いなんて思っていなかったぜ。お前に比べれば大した相手ではないと言っただけだ。お前は憶えていないだろうが…窮地に立たされれば それに対応する戦い方をして俺たちを驚かせた)

その構えは片足を引き、引いた側の腕を天空に掲げ、もう一方の腕は地を翳す指先を少し窄めて力を込める。後の先の櫻井が自ら攻める
構える櫻井。竜の技(シカツプ・ナガ)
kenka68a.jpg
三代川「形象拳?」 芝原「2種類のシラットを使うのか?」

田島「その可能性は高いと思っていた。ライオンと棒切れで戦ったという話からエスクリマ系のシラットのはずが詠春拳の技を使った。1種でない事はすでにわかっていた。が、形象拳系も使えるとはっきりと知れた事は大きい。入江文学に感謝しないとな」

里見「プリサイ・ディリ・シラットの龍の技」

入江文学も櫻井の技が形象拳に変わった事に気づいたが自分でも驚くほど動揺していなかった。初めて見る構えだったが その構えが何を形象したものかを直感的に理解できた。

入江は腰を下ろし上半身をかるく捻り手元を隠した

kenka68b.jpg
龍虎で対峙した

感想

なんて空気が重いんだ
仲良くしようよ
誰が悪いわけでもない
入江自身が煉獄からの必殺の技の選択を誤っただけなのだから

煉獄からの必殺の技。第3候補が睾丸を潰す… 2,3回の練習で出来るってファールカップをずらす練習かよ! 練習している姿を想像するとカッコ悪ィ。もし十兵衛と文さんがファールカップをずらす練習している最中を他人に見られたら「小池徹平をエロい目で見ているお客さん 着きましたよ」以上の誤解を生みそう。
でも、骨掛けを警戒してなかったのか? 高山も煉獄からの技として想定していたんだから骨掛けをしている可能性も考えておくべきだった。煉獄から必殺に繋げる必要があるのは、防御に徹している”出来る奴”相手なんだから。

富田流の煉獄に隙はある

で、その一瞬の隙に反撃する櫻井すげぇ

俺は今から煉獄を止めて必殺の技に移行しようと思う
止めても無駄だぞ

でも反撃した櫻井も崩れ落ちたということは、煉獄を続けていれば勝てたということ。煉獄を続けずに焦って別の技を入れたことが死線を超えていないってことか? でも上杉が無一に煉獄してた時も文さんからの横槍が入ったとはいえ、もうちょっとで倒せそうだったのを止めちゃったからなぁ。煉獄を打っている間は敵の体勢に合わせて、次の5手の選択しているだけで精一杯なのか? 骨掛けをしているかどうかだけでなく、敵の様子も見ている余裕ないのかな?

なぜ文学が無一の仇である田島に情報を与えなければならないのか…
僕には頑張ってとしか言えません

ヨシフはアンダーグラウンドを見てきただけあって死線を超えたことがあるやつとそうでないやつを見抜けるのか。そして窮地に立たされれば対応する戦い方をして驚かせる櫻井。その櫻井がした構えが形象拳の龍の構え。
「澤。シラットとか詠春拳とか頭の中がこんがらがっちまったよ。形象拳の情報を持ってきてくれ」
澤「ちょっと時間もらうかもしれません。形象拳の情報 何かあったかなー」

形象拳
または象形拳。象形の意味「物の形にかたどる」という言葉通り、動物の真似をした拳法。
蛇拳、猿拳、蟷螂拳(とうろうけん。カマキリ)などが有名で、他には龍、虎、豹、鷹どころかツバメやアヒルなどを真似たのもあり種類は多い。
さらには酔拳(酔八仙拳)も分類される。

櫻井が形象拳が使えるとはっきりわかって、入江文学に感謝する田島。知らないうちに無一の仇に役に立ってしまっている文さん…

やっぱり文学の正体は虎だったじゃないかぁぁ

櫻井の龍の構えを見て、虎の構えをする文さん。
試合開始の時は「感情を抑えない 龍を抑えない」と言っていたじゃないかぁぁ。

富田流では龍を”りょう”と読み”りょう=両”から両刀の隠語を龍と呼んでいた。
一方、虎。富田流では虎は”コ”と読み”後”と示すことから広報に刀身を隠す構えを「虎」としている

小太刀を使う富田流の構え”虎”。でも刀を持ってないのにこの構えから出せる技があるのかな? 梶原は刀の技”脛斬り”を応用して工藤をグラウンドに引きずり込んだが、文さんも刀の技を応用できる技があるのかな? そもそも何の考えもなしに構えないだろうし。文さんと梶原が対決、龍虎で対峙した時には梶原が型を崩して文さんが勝ったが果たして…

俺は漫画的に入江文学が勝つ事を確信している
だがその方法がどうしてもわからなかったので試合に集中する事にした
いずれやる休載との戦いに備えて
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