【彼岸島48日後…】455話「長い間」舌喰いと組めても実の弟とは組めねェ！化け物以下の信用度なのかよ！

邪馬台国のボス・卑弥呼様の能力で篤は蘇っていた。篤と共闘出来るかもしれないと思い、明は篤に会いに空木タワーに向かっていたが、道中で卑弥呼様と出会ってしまって戦いになってしまった。激闘の末、明は卑弥呼様を倒した。が、そこに篤が姿を現し…

嫌だよ　こんなの
兄弟でネタバレし合うなんて
誰か止められないの？
ねェ　誰かァァ

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あらすじ

状況を把握しきれていない篤「どういう事だ・・・・　何が起こって・・・・」

篤は頭部だけになってしまった卑弥呼様を見つけ駆け寄る。「うあああ　母さん!!　なんでだよ母さん!!　なんでこんな目に!!　誰が…　誰が母さんをこんな目に…」

篤が振り向くと、明と目が合った。

篤「明…」。明の顔を見たせいか、篤（なんだろう　記憶が蘇る）。彼岸島に渡る前の兄弟仲良かった時の記憶、彼岸島で再会した時の記憶、彼岸島の教会で明に介錯をしてもらった記憶など、全ての記憶が蘇った。

篤「少し…　少し背が伸びたんじゃないか　明」
明「……そうかもな…」
篤「それに…お前の顔の傷…　その右手…　そうか…　お前は一人でずっと…戦って来たんだな。頑張ったな明。お前を誇りに思うよ」
篤は涙を流す。

明（また…兄貴に会えるなんて嘘みたいだ…）明もこらえきれずに涙を流す。

明は篤の頬に触る「温かい…　本当に生きてる…　本当に実在してる…　兄貴…」

兄弟はいい雰囲気になり、ネズミは共闘する流れを期待する。

篤「なァ　明。どうしてこんな事をしたんだ？　どうして母さんを…こんな目に…」
明「仲間を傷つけられた。落とし前をつけさせてもらった」
篤「俺も今　同じ状況だ。母さんを殺されて…相手が誰であれ　許すわけにはいかない」
構える明「…そうだな　会えてすぐ殺し合うなんて残念だよ　兄貴」
薙刀を握る篤「これが俺達の運命って奴か」

プリンセス様「篤様…」
邪馬台国の女吸血鬼たちは煽る「殺せェェェ!!」「卑弥呼様の仇をォォ」
ユカポン「誰か止められないの？　ねェ　誰かァァ」

篤「かあああ」
篤の振り下ろした薙刀を明は仕込み刀で受けた。

感想

変わっちまった
やっぱ時が経つと
ホント変わっちまうわ

状況を把握していない篤は、卑弥呼様・母親が頭部だけになってしまった姿を見つけて駆け寄った。

これだけ見たら
母さんが化け物になっちまって
動揺しちまった
丸メガネマスクフードの
オタクマザコン男に見えやがる！

でもこの男が
服を母親に用意してもらっていたのは
事実だからちくしょう！

母さんの髪の毛掴んで立たせていた奴は無視かよ！　それだけショックな出来事だったのかァ？　ただでさえいつまでも元気だと思っちまうもんなァ…　あんな卑弥呼様を倒しちまう奴なんているわけねェもんなァ…　ほぼ不死だと思っていた母親が死んじまって…

明と目が合った篤。明を見たからなのか、記憶が蘇った。

振り返りだから過去のページをコピーして掲載すればいいのにわざわざ新たに描き下ろし！　何年も前のキャラを今描いたら大抵の場合、絵が進化や変化、劣化など色々あって「コイツ誰だよ！」とかなってもおかしくねェのに…

ほぼ変わってねェ！　内容のほうも隙あらば「ハアハア」言ってやがるし、丸太も相変わらず使ってやがるし…　先生ェが不死なのかァ？

記憶が戻った篤は久しぶりに明を見て懐かしみ、最期の時の記憶から明の変化、背が少し伸びた・顔の傷・右手の仕込み刀にも気がついた。

顔の古傷より
現在の頭部からの流血を
見てやってくだされェェ！

現在の明の姿を見た篤は、明が一人で戦ってきた事を悟って涙を流した。「頑張ったな　明。お前を誇りに思うよ」。兄に会えた喜びと優しい言葉をかけられた事で明の目からも涙が流れ落ちる。

嘘みてェ！
生きていると確認している明のほうが
生きている事が嘘みてェ！

『48日後…』になって明がこんなに涙を流した場面は母親が死んじまった時以外に見たことねェぞ…　兄貴とは辛ェ別れをしたし、そこから師匠を失い、商店街の仲間も失い、彼岸島で出会った仲間も失い…　鮫島達が仲間になっても、弱いところは見せられねェと強がっていたんだなァ…　鮫島達は怒り以外の感情をここまで出した明を見たのは初めてじゃねェか？　強ェ明しか見てねェんじゃねェのか？