みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

双亡亭壊すべし

【双亡亭壊すべし】32回「腕 対 腕」リバーサーの腕 対 リバーサーの腕と思いきや、黒い腕を使うべし!

投稿日:2016年11月22日

双亡亭内の肖像画に取り込まれると”何か”に取り憑かれる。
科学者グループのマックスとカークが取り憑かれて、アウグスト博士に襲いかかった。
そこへ凧葉と紅とフロル、宿木が助けに入った…

 

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あらすじ

カーク「アウグスト博士。なんだかお仲間がたくさん助けに来てくれましたねえ…」

アウグスト博士「カーク。マックス。超常現象の学究の徒が研究対象に呑み込まれるとは。なんと情けない事だ …バカ者め」

凧葉達に話しかけるアウグスト博士「奴らの『リバーサー』の放電…1人は私が受け止めてやる。もう1人は…」

宿木「私が引きつける。銃はヤツらに効かないが、なんとかするしかない…」

紅「私が残る1人を倒します。博士、宿木さん、少しの間よろしくお願いします」

カークとマックスが腕を伸ばし、リバーサーで攻撃してくる。

マックス「アウグスト、アンタは時間の無駄を病的に嫌っていた。だから…さ、さっさと黒コゲになってくれないか」

アウグスト博士「そういう手があったか… しかし、驚いてやる訳にはいかんな!」

リバーサーで応戦するアウグスト博士。

マックス「アンタに遊んでもらって光栄だよ。アウグスト!」

宿木に話しかけるアウグスト博士「私の放電のパワーに拮抗するため、マックスは腕を戻すしかない。もう1人のカークをなんとかしろ!」

飛び出す宿木「行くぞ柘植!」

「ハイ!」紅も飛び出す

カーク「女性2人にお相手してもらえるとはなァ」

カークの放電を避ける宿木。

観戦している凧葉(ダメだ! あんなにクネクネ動く長い腕からの攻撃、予測がつかない! 宿木は長くよけてられないし、紅も近づけねえ! どうする!? どーすんだよ!?)

カークを観察する凧葉(あれ? アイツ… なんで両手伸ばして攻撃しないんだろ… そっちの方が2つの電撃で早く殺せるだろ? 両方で対抗しないといけねぇ、もう1人の方はともかく… ひょっとしたら…)
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振り向く凧葉「フロルちゃん オレを…」

フロルは倒れている。

凧葉「フロルちゃんどうした!? すごい疲れてるみたいだ… きっと何かの力を使いすぎたんだ…」

凧葉「くそ、気が進まねえなァ… やっぱ… アレか…」

マックスとリバーサーの放電をぶつけ合っているアウグスト博士(感電している… 絶縁システムがあるとはいえ… これだけの連続放電はしたことがない… このままでは体がもたん…!!)

マックス「おや どうしたんだアウグスト? 体軸が安定していないぞ」

電撃をよけながらも銃で攻撃する宿木。

しかし、銃弾はカークの体をすり抜ける。

カークが左手で宿木の顔を掴む「日に2回、同じ女性を殴るのは気がひけるから、頭から電流を流し込んでやろう」

祈る凧葉(オレをつれてけ… 黒い腕… つれてけ! つれてけ!!)

後ろから攻撃しようとする紅に気づいたカーク「気づいてないとでも思ったかい?」

紅「了承済み!」

カークの電撃をさけながら攻撃する紅。

ニ雷流短刀術 奥伝二本目 『十文字』

紅は短刀の一本をカークの足の甲に突き刺し、もう一本でカークの脛に斬りつける。
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カーク「合理的な技だな。だがな、あいにく…私の痛覚は乏しいのさ」

紅を右手で殴ろうとするカーク「これでOKだ。サムライガール!!」

凧葉「あんぽんたん! なにピンチになってんだよ!」

凧葉が黒い手でカークの傍に現れ、紅を救い出す。

凧葉「オレは、コイツだけつかまえりゃ良かったのによ~!」

カークの足を掴む凧葉(お前が両手を伸ばして放電しないで、いつも片手をカラダの近くに置いてたのは… アウグスト博士にいつ電撃されても受けられるように、ビビって備えてたからだろ!? 弾も刀もへいちゃらだけど、電気が効くなら…喰らいやがれ!)

アウグスト博士とマックスの電撃がぶつかり合っている所に、カークを投げ入れる凧葉。

カークは黒焦げに…

感想

凧葉は結構機転がきくんだな。まぁ絵描きというだけだったら出番がないしなぁ。それと黒い手が使えるようになったのは結構便利だな。フロルの物を引き寄せる能力”アポーツ”と凧葉の双亡亭内なら移動できる”黒い手”があれば結構便利になるなぁ。取り憑かれた者との戦いに有効なリバーサーも手に入りそうだし。
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紅は取り付かれたとはいえ人に斬りつけるのには躊躇しないんだな。そういえば青一にもいきなり攻撃して短刀をぶっ刺してたし。日本一の刀巫覡の使い手と言われていたし、霊に取り付かれた人との戦いとかも経験してるんだろうか。でも何も修行も経験もしていない凧葉もカークをあっさり電撃の中に放り込んだなぁ。まぁ「人を攻撃出来ない!」とか言ってグダグダされて、読者が「はよ攻撃しろよ」とイライラするよりいいか。

“何か”に取り憑かれたらもう終わり? 霊現象だと思っていたときには、紅と朽目は「おとせる」とは言ってたけど。霊現象ではないので無理なのかなぁ。

カークがアウグスト博士の電撃に備えていたということは、カークとマックスの間にはテレパシーなどの言葉以外での意思疎通は出来ないということか? そしてそれぞれに個別に自我があるということか。

カーク「女性を殴るのは気が引ける」と言うのは、カークを通して人間の倫理観を知ったということ(でも、頭から電流を流そうとしてたけど)。カークのボクシングの技術も使っていたし。取り憑いた者はそういう人間の経験や知識を知ってもなお敵対するのか。向こう側にも人間と共生しようとする勢力が出てきたりしないのかな? それが青一が会った”アノヒト”なのか?

取り付かれた者に電撃は効いた。紅の短刀の攻撃は効果が薄い。銃の攻撃は、わざわざ体に穴を開けて避けていたのは銃の攻撃は効く? ある程度体が壊されたら動けなくなるのかな?
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取り憑かれた人は腕しか伸びないのかなぁ? 足も伸ばせられたら、凧葉に電撃の中に放り込まれるのを防げたのに。そういえば斯波総理と一緒に双亡亭に入って取り憑かれたななちゃんも腕だけが伸びていたなぁ。まだ人間の体に慣れていないのか、腕しか伸ばせないのか、どっちだろう。腕が伸びて痛覚が乏しくなるぐらいなら、取り憑かれた人が元々凄い人じゃない限り大した事無さそうだけど。でも、凄い人達が取り憑かれちゃったけど…

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