前回、フードの男を軽くあしらい、脱出の合図であるモスキート音を止めたファブル。
あらすじ
若頭の車に乗る、明ことファブルと洋子。
洋子「ねぇ――― トランクに詰めた小島っての大丈夫?ピクリとも音がしないけどォ―――」
明「ま――― 気絶やろ――― 死んではない」
洋子「本当ォ―――?殺しはやめてよね――― マジでェ~」
洋子「他は大丈夫―――!? 工場で攻撃した人たち~・・・誰も死んでないよねぇ―――!?」
明「そういやミサキちゃん助けるのに最初にぶちのめしたヤツ――― ピクリともしてなかったな・・・たぶん気絶やと思うんやけど・・・・」
洋子「どういう攻撃したのとォ―――!?」
明「首と脇腹辺りをドドドドって―――」
洋子「ドドドドって・・・まあ殺してなきゃいいのよォ、今回は―――」
明「たぶん気絶やと思うんやけど・・・」
洋子「余裕だったんでしょ――― そこ ちゃんとしといてくれる―――ッ!!」
明「だから俺にはそこが難しいねん――― 殺さないというところが・・・ 素手の場合は特に―――・・・ 銃のほうが狙ったトコ撃てるから俺には安全かも―――・・・」
洋子「どこがァ―――!? トランクの人――― 物音ひとつしませんけどォ~」
明「死んでたらゴメンな―――」
洋子「アタシに謝るなよ――――ッ!!」
場面が変わり、軽に乗っているキックとミサキ。
キック「どう――― ちょっとは落ち着いた・・・?」
ミサキ「なんか夢みてるみたい・・・ ついさっきの出来事が何日か前の事みたいな―――・・・」
キック「一気にいろいろあったからなァ~ 疲れたやろうし―――・・・」
ミサキ「あのマスクの人―――・・・ なんでアタシを助けたんやろ・・・」
キック「俺も・・・助けられた――― 何が何やら・・・」
ミサキ「アタシ・・・ どうなるんやろ」
キック「小島さんがどうなるか・・・やろうけどォ――― ミサキちゃんには手ぇ出さんように俺から高橋くんにも言うし―――・・・ もし次に何か迫ってきたら警察行こ―――! 俺も事情知ってるから一緒に話すし―――・・・」
ミサキ「それでまた嫌がらせされて、まわりに迷惑かけるん・・・?」
キック「それも もう大丈夫――― 俺が味方になるし―――」
高橋からキックに電話が。
高橋「おまえ―――どこや―――!?無事かァ~~ なんて~女も一緒かァ―――・・・ あ――――もういい―――― こっちも小島さんがさらわれて・・・ゴチャゴチャや~~・・・」
鉄工所には全員無事の様子。砂川の姿も。
砂川「闇医者だがすぐ来る――― で そのファブルってのは何者なんや・・・?」
フード男「やっぱりアンタも知らんか・・・ 殺し屋ですよ!そういうあだ名の殺し専門の組織があるんです。しかも真黒組御用達の――― 詳しくは俺らも知りません―――! なんせ裏の世界でも都市伝説あつかいですから―――・・・」
フード男の伝達係り「認めたくねぇが―――・・・ 人生であんなにナメられたのは初めてだ・・・」
砂川「小島はそんなのに守られて――― ガラ さらわれたってのか~」
フード男「守ったかどうか―――・・・ 最後は撃たれてましたからね――― 何が何やら――― 屈辱です・・・」
真黒組にあてがわれた家に帰ってきた明と洋子
車のトランクを開けると縛られた小島が。
口のテープを剥がされる小島「おまえ~ おまえか―――」
感想
キックとミサキはくっつくフラグか?キックのほうはミサキに好意はありそう。
ファブルの正体が小島にバレるのだろうか?現時点での小島は、壁越しにいきなり撃たれたわけで「明の鉄工所での動きは知らない」が・・・
小島の無事が砂川にバレたら、ファブルは小島の救出に来たということがバレそう。